2011年12月22日木曜日

通信基盤、流通・金融ビジネスソリューション、人事運用のセゾン情報

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
Twitter http://twitter.com/sanaripat
会社四季報の紹介で、セゾン情報システムの豊富な資料が届いた。一方、Effissimo Capital Management Pte Ltd (エフィシモ)による、セゾン情報システムの議決権割合最大33%までの、セゾン情報システム株式大規模買付意向表明については、既定の買収防衛策に従い、wwに対して必要情報を追加要求中と発表(2011-12-16)している。
セゾン情報システムは、「多様化・複雑化する金融システム構築の、豊富な実績とミッションクリティカルな運用で、顧客のビジネスを強化に支援する」と述べているが「多様化・複雑化する」のは、金融システムだけではなく、ファイル転送からデータ連携へ、より速く、よりセキュアに進化し続けるITシステムの構築、流通チェーンのノウハウを集約してニーズの著しい変化に柔軟・迅速に対応する多彩な流通サービスシステムの構築、内外人事体系の変動に対処する人事システムの構築において、多様化・複雑化は共通のグローバルな時流であるから、セゾン情報システムの蓄積ノウハウと新たなメソッド開発による支援サービスが、活用企業に新しい価値の創造を齎すことは必至と、SANARI PATENTは考える。
今次上半期報告においても、売上高153億3800万円は前年同期比16.7%増、前々年同期比25.8%増、営業利益20億1400万円は46.3%および72.4%増と好調だが、その要因として、
1. 金融システム事業では、
1-1 大型のソフトウェア開発案件が順調に進捗
1-2 クラウド型ホスティングサービスの売上増
1-3 営業利益の前年同期比5%増
2 流通システムサービス事業では、
2-1 大型ソフトウェア開発案件が堅調に推移。売上高は、前年同期比21%増
2-2 生産性向上で原価抑制し、営業利益は7倍の3億円。
3 Business Process Outsourcing事業では、
3-1 インターネット給与明細照会サービスが伸長
3-2 収益構造を改善
4 通信基盤ミドルウェア事業では、
4-1 ファイル転送ツールの累積出荷台数が約13万8000本、導入会社数が約7000超
4-2 中国版のハイドゥ・データ連携基盤製品「iDIVO」が順調な立ち上がり
佐成重範弁理士所見→ セゾン情報システム自身の配当政策について、「業績との連動性を強化し、純利益の3割を目途」と、「安定配当として、万一の業績悪化時にも、10円の配当維持うお努力」に加えて、「中間配当を、安定配当部分の10円として実施する」と述べていることは、ソリューション専門企業らしい明確表明である。。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム