2011年12月14日水曜日

内閣知財戦略本部の「知的財産による競争力強化・国際標準化専門調査会」




弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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明日(2011-12-15)、内閣知財戦略本部の「知的財産による競争力強化・国際標準化専門調査会」が第二回会合を開催する。議題は、知的財産推進計画2011の実施状況について関係各省からヒアリングすることと、知的財産推進計画2012策定に向けて検討することである。

この調査会の構成メンバー、株式会社ユーグレナの出雲充社長について、先ずユーグレナー社の事業動向から、知的財産による競争力強化の方向性を察知することとする。同社は「ユーグレナ」(引用写真↑)と同社の事業内容を次のように説明している(SANARI PATENT要約)。
1. ユーグレナ(和名ミドリムシ)は、ラテン語で美しい眼という意味だが、和名から連想される虫類ではなく、微生物の一種で、光合成により栄養分を体内に蓄え、細胞を変形させて移動する能力を持つ。すなわち、生物学上、植物的と動物的の両性質を備えている。
2. ユーグレナは、ヒトが必要とするほぼ全ての栄養素を産生できるので、ユーグレナ社は、ユーグレナの屋外大量培養技術を軸として機能性食品、化粧品、飼料、燃料や、環境関連技術など、様々な分野の研究開発を進め、微細藻類の活用を通じての炭素循環社会の創造を目指している。 
3. 例えば機能性食品事業では、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種に及ぶ栄養素を産生するので、機能性食品の原料とする。化粧品事業では、髪や肌の再生・保湿に役立てる。
佐成重範弁理士所見→ 株式会社ユーグレナの現社長・出雲充氏は、2002年に東大農学部農業構造経営学卒、三菱銀行入行したがバングラディシュ勤務の際、ユーグレナを見聞し、2005年に退職・起業したというから、炭素循環による資源開発、途上国支援、起業成功など、現時点のわが国諸課題を総合して担っている観があり、内閣知財戦略本部の調査会メンバーに相応しい。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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