2011年12月23日金曜日

半導体商社由来ルネサスイーストン、ルネサス直系化の商流移管効果等

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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東洋経済の紹介で、半導体商社ルネサスイーストンの豊富な資料が届いた。「自動車その他の産業分野とアミューズメント分野で顧客のあらゆるニーズにソリューションを提供し、刻々変化する注文情報を、ジャストインタイムの物流に繋げている」。同社・大谷浩美社長は、「大震災対応時にも、顧客の生産ラインを繋ぎとめる物流確保に全力傾注して評価を高め、集積回路売上高を微減にとどめると共に、半導体素子は商流移管等で増加し、表示デバイスは民生分野向けに大幅増した」旨を述べている。単なる商流商社ではなく、むしろ「技術商社」であり、「技術力と提案力を活かしたソリューションプバイダ」であることが、今後のグローバル発展の基盤を成している。「多様なニーズに応える幅広い品揃え」で最新マイクロコンピュータから汎用半導体、表示デバイスまで対象とし、製造販売を含む。「激変する半導体業界、次代を読み続けて半世紀」の記録には実感がこもっているが、この「次代」の転変速度に改めて感慨する。
そこで「これから」の戦略だが、今次上半期報告においては次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1. 自動車、産業分野での売上の更なる拡大
2. デザイン・イン活動の飽くなき追求→ 顧客における製品開発の企画段階から提案参画し、新製品の採択や他社からの切替等のシェアアップ案件を獲得する。
3. 海外ビジネスの拡大→ アジア圏以外に更に積極進出するため、米国デトロイトに販売拠点を設立する。
4. 特約店ビジネスの拡大
5. 新規ビジネスの売上拡大→ 電気自動車充電器、スマートハウス蓄電池、モジュールソリューション
佐成重範弁理士所見→ 信頼とスピードを旗印とした半導体商社として、顧客ニーズの多様化にワンストップソリューションで応えるとしているが、製造販売、コンサル、ソリューション事業の多角性と新規分野開発能力を持ち、商流移管と海外増強が、ルネサスイーストンのグローバルな先端分野展開を支持して、新たな経営基盤を構築すると予見する。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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