2011年11月7日月曜日

取引の多様化と「決済」ITの高度化

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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Web取引やカード決済等の多様化と高度化に伴って、特許庁公開の「決済」に関する技術も9032件に達している(2011-11-07現在)。うち昨10月の月間と11月6日までに特許庁公開された件数のみでも27件に及ぶ。例えば(SANARI PATENT要約)、
1. 松井証券「証拠金変動システム」(特許庁公開日2011-11-04)→ 証拠金取引に必要な証拠金の金額を時間帯に応じて変動させ、証拠金取引を小額証拠金から可能にする。減額時間中は、減額時の証拠金余力を用いて余力審査および強制決済審査を行う。
2. デンソーウェーブ「携帯型決済端末」(特許庁公開日2011-11-04)→ 光量を検知することにより、決済用媒体がアンテナ等に十分に近接しているか否かを把握して、決済処理を確実に実施できる携帯型決済端末を提供する。(ICカードに対して、非接触通信可能な状態になったことを、先ず検知する)。
3. 東芝テック「商品販売データ処理装置」(特許庁公開日2011-11-04)→ 買物袋を持参した客に対してクーポンポイント付与ができるよう、「自袋キー」を設けて決済処理を選択する。
4. ユニバーサルエンターテインメント「決済システム」(特許庁公開日2011-11-04)→ 遊技場においても利用可能な、預かり金を消費した後も遊戯を継続できるよう、預かり金を補充できる新たな電子決済技術を提供する。(有価価値提供装置を構築する)。
5. 東芝「ポイント還元率検索システム、および、それを用いる携帯電話機およびICカード」(特許庁公開日2011-10-27)→ 利用する店舗による、所有金融アプリケーションのポイント還元率を、決済前に把握することができ、極めて利便性に優れたポイント還元率検索システム、および、それを用いる携帯電話機およびICカードを提供する。(利用者が店舗で買物をする際、携帯電話機からの要求で、店舗に設置されたクレジット端末装置から、店舗情報を取得し、携帯電話機から、自身が保持するアプリ種別情報、個人識別情報、および、上記により取得した店舗情報と共に、ポイント還元率検索要求コマンドを、ポイント還元率検索管理用ホストコンピュータに送る。結果を携帯電話のディスプレイに表示する)。
6. 総合警備保障「ATM運用管理システム」(特許庁公開日2011-10-27)→ ATMの運用委託業者側において、リアルタイムにATMと金融機関のホストコンピュータ間の決済処理の進行状況を把握可能にする。など。
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