2011年10月27日木曜日

「小さい車はエコ」標榜のダイハツ工業、海外生産好調、特許発明活発

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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ダイハツ工業のHPは「「小さい車はエコ」で始まるが、グローバルなエコ時代を反映して、国内不調のダイハツ工業も最近、海外で軽自動車販売が好調と報告した(2011-10-26)。すなわち、2011-09の海外生産合計が3万4059台で、前年9月比170.2%と著増した。国内生産が5万9248台で89.8%に減少したが、9月のグローバル生産合計は9万3307台、前年9月比108.5%を示した。なお、国内海外とも、生産台数はOEM(SANARI PATENT注:発注元ブランドでの受託生産で、富士重向け。今秋からトヨタ向けも)を含む。国内生産は、東日本大震災により減産だが、海外生産はインドネシア・マレーシアで大幅増加し、2年連続で前年同期実績を上回ると共に、4~9月度としては過去最大台数になったと、ダイハツ工業はコメントしている。
従って会社四季報も、「ダイハツ工業はトヨタ自動車グル-プで軽自動車首位。海外29%。生産は6月に正常化。2011-09に投入の新型軽自動車「イース」は低燃費と低価格両立」と評価している。
特許発明の開発も活発で、最近の特許庁公開事例としては(SANARI PATENT要約)、
(1) トヨタほか1と共同出願で、「ソフトスイッチングコンバータ」(特許庁公開日2011-10-20)→ ソフトスイッチングコンバータにおいて、サージ電圧によるスイッチ素子の耐圧破壊を抑制する。
(2) ダイハツ工業ほか1「カソード触媒およびその製造方法、および、燃料電池」酸素側電極(カソード)における酸素還元反応を活性化させ、発電性能を向上するカソード触媒およびその製造方法、および、燃料電池を提供する。
(3) ダイハツ工業「車両衝突シミュレーション方法」(特許庁公開日2011-10-20)→ 車両の衝突時において、スラックを有する状態でシートベルトに拘束された搭乗者の胸部の減速度特性をシミュレーションする技術を提供する。
(4) ダイハツ工業「運転支援方法および運転支援装置」(特許庁公開日2011-10-20)→ 自車両や車車間通信の通信相手の他の車両の位置を車車間通信を行う全ての車両において、より高い精度で推定できる技術を提供する。など。
佐成重範弁理士所見→ 特許発明、いずれも即実用的である。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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