2011年10月20日木曜日

Du Pont (デュポン)発明の特許庁公開件数、今月既に20件

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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特許出願人としては、「イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー」と表記されているが、E.I. du Pont de Nemours and Company だから、以下「デュポン」と呼ぶ。Wikipediaには、「米国の化学会社、規模は世界第3位、米国で2位。創業1802年。フランス革命で同国から国外逃亡した人々すなわちユグノー出身者のE.I. Du Pontが創業。 現在は、メロン・ロックフェラーと並ぶ三大財閥の一」と紹介されている。HP冒頭に「Together, we can solve the world’s greatest challenges, see what we’re doing」と意欲旺盛で、今朝(2100-10-20)のNews and Eventsにも、「Du Pont Successfully Completes Yender Offer for Danisco」始め、活発な企業行動が列記されている。
わが国特許庁によるデュポン発明の公開件数も、公開日2011-10-01~19のみで20件を数える。例えば(SANARI PATENT要約)、
(1) 出願人:イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー「可撓性ポリマー基板と原子層蒸着され、気体透過バリアとを含む物品」(特許庁公開日2011-10-13)→ プラスチックまたはガラス基板と、原子層蒸着によって製造された大気透過バリアを含んで成る物品を提供する。
(2) 出願人:帝人デュポンフィルム株式会社「ポリエステルフィルムおよびそれを用いたデータストレージ」(特許庁公開日2011-10-13)→ 記憶容量が0.8TB以上であるデータストレージのベースフィルムに用いても、優れた電磁変換特性を発現できるポリエステルフィルムおよびそれを用いたデータストレージを提供する。
(3) 出願人:帝人デュポンフィルム株式会社「ハードコートフィルム」(特許庁公開日2011-10-13)→ 低ヘイズでギラツキが少なく、かつ、良好なニュートリング防止性を具備するハードコートフィルムを提供する。
(4) 出願人:デュポン神東・オートモティブ・システムズ株式会社ほか1「カチオン性電着塗料組成物の塗装方法」→ 鉛化合物やクロム化合物等の有害物質を含有せず、限界の防錆性および無処理鋼板上での防錆性において、優れた塗膜を形成するカチオン性電着塗料組成物の塗装方法を提供する。
(5) 出願人:三井・デュポンポリケミカル株式会社(特許庁公開日2011-10-13)「複合容器」→ 外側の透明樹脂外装体を介して内部の樹脂中空成形体を視認した場合に、樹脂中空成形体の外形・輪郭などを明瞭に識別でき、これにより樹脂中空成形体による意匠性を十分発揮できると共に、樹脂中空成形体と外側の透明樹脂外装体との組合せによる意匠性をも発揮できる複合容器を提供する。
佐成重範弁理士所見→ 上記のほか、本月13日特許権公開は、「帯電防止離型性ポリエステルフィルム」「離型フィルム」「電気絶縁用二軸配向ポリエステルフィルム」など。6日付けでは「シート状太陽電池封止材」「液晶ポリマー用ヒートシール性樹脂組成物」など、先端分野の間断ないイノベーションを覚知させる。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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