2011年11月10日木曜日

今次ロボット展で丸紅情報システムズの展示状況

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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開催中(2011-11-12まで)の国際ロボット展は、メーカーの祭典と認識されて、商社や情報通信企業が表立っていないので、丸紅情報システムズの展示は、ひときわ目立った。丸紅情報システムズでは製造ソリューション部が担当して、米国STRATASYSの3次元造型機、独GOM社のATOS Triple Scan 3次元デジタイザを展示したが、ここで注意すべきは、「3Dプリンタ」「3次元造型機」などの用語が現在のわが国では混用されていることである。
リアル構造、例えば肺癌患者の肺臓をデジタイザで精密スキャンしてデジタルデータ化し、これによってその肺臓模型を3D造型すること、オフィスや自動車の新たな3D構造をデジタル構想し、これを三次元造型して更に改良を検討するなど、3次元造型機の進歩が産業と生活に寄与することへの期待は極めて重要である。この分野で丸紅情報システムズは海外メーカーの最新製品を紹介しており、例えば2011-10-05には、「世界最大手の3Dプリンタメーカーの新製品、3次元造型装置の小型モデル「FORTUS 250mc」の販売を開始し、「金型レスで樹脂部品の小ロット生産が手軽に」と解説したが、これは上記米国STRATASYSの製品である。
CADで作成された造型用データをもとに、加熱溶融したABS樹脂を積層することにより、弁理士いたいモデルを造型する装置であり、工場などで使われる製造用3次元造型装置のエントリーモデルと位置づけている。金型を作る必要なく製造するDirect Digital Manufacturing の手法であり、コストダウンに寄与するが、わが国得意の金型産業の行方も気になるところである。
なお丸紅情報システムズは、今月初(2011-11-01)から、米国Solar Winds社のIT運用管理ソフトウェアの販売を開始したが、これは、ITネットワークを常時監視し、障害発生時には、発生した問題を素早く検知。診断し早期解決するもので、前掲の商品と同様、中小企業も馴染みやすい価格設定が注目される。
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