2011年8月25日木曜日

HONDAの北米市場戦略と国内コージェネ開発


弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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HONDAの株主通信No.150が届いたが、通信内容をもイノベートする意欲に満ち、その充実度にHONDAのInnovation High Spiritが顕われているとSANARI PATENTは直感した。特に、「回復へ向かう北米市場でのHONDA四輪事業の取組」について「品質・先進性・燃費によるHONDAブランドの強化」「主力シビックのフルモデルチェンジ」「顧客ニーズ即応の現地開発力強化」「北米における四極体制の構築」の各記述は、今後のわが国自動車業界海外展開 の在り方を考える上での核心的な要素を詳述している。また、「家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステムの可能性を広げる新型ユニットの開発」について、「一次エネルギー利用率92%の達成」「複リンク式高膨張エンジンの搭載」「正弦波インバータの高効率化」「スマートホームシステムへの適用」を解説し、エネルギー利用形態の再構築に際会しているわが国にとって、示唆するところが極めて大きい。
SANARI PATENT所見
上記についてSANARI PATENTが特に注目する項目と関連課題を列記する。
(1)  北米市場は、乗用車市場と小型トラック市場(ミニバン・スポーツ用多目的車)に大別され、最近は小型トラック市場が伸長している。
(2) 北米市場では金融危機後低燃費やダウンサイジングへのニーズが一層高まり、低価格指向が強まっている。
(3) 経済状況・環境意識など様々な要因で絶えず変化する顧客ニーズに、的確かつスピーディに応える。
(4) そのため、北米の生産拠点を、カナダ・オハイオ・アラバマ・メキシコの四極で構築する。カナダ地区は小型車生産、オハイオ地区は電動化新技術対応、アラバマ地区では小型トラック生産、メキシコ地区ではコスト競争体制に取組む。
(5) HONDAのコージェネシステムは、一次エネルギー利用率92%に達している。
(6) スマートハウス・スマートコミュニティにおけるコージェネ・ソーラー発電の。ハウス単位および地域総合のエネルギー需給合理性を、HONDAからも積極的に提言提案すべきである。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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