2011年8月16日火曜日

神戸製鋼所、オンリーワンの徹底的追求・ものづくり力強化など再強調


弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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神戸製鋼所の2011-04~06期業績報告が届いたが(2011-08-15)、売上高4714億円で前年同期比3.0%増、油圧ショベルの販売台数が、中国で春節明けの旺盛な需要を取り込み、前年同期を大幅に上回ったが、大震災による自動車業界の生産活動低下などで鋼材やアルミ圧延品の販売数量は、前年同期を下回ったと報告している。
神戸製鋼所が大震災後に策定した中長期経営ビジョン(2011-04-14)を再確認していることが力強く、特に海外拠点の設置を今次報告で強調しているが、この際、上記ビジョンの骨格を再読する(SANARI PATENT要約)。
(1) オンリーワンの徹底的追求→「新たなオンリーワンを創出」「顧客と社会のニーズと志向に歩調を合わせ、既存ビジネスの川下に加えて川上にも展開」
(2) ものづくり力の強化→「営業・マーケティング、開発・設計、調達、製造のトータル活動が神戸製鋼所の、ものづくり」「永続的に信頼される技術・製品・サービスを提供する力が神戸製鋼所の、ものづくり力で、成長のエンジン」「部門間連携強化によるコストダウン、課題抽出」
(3) グローバル化と成長分野取込み→「新興国中心に、需要拡大地域・分野の各特性の見合った事業展開」「神戸製鋼所独自の付加価値製品をマザー工場で強化」
(4) グル-プ総合力の発揮→「多様な技術の融合による価値創造、オンリーワン創出」「KOBELCOブランドの定着」「基盤強化とグローバル展開の人材育成」
(5) 社会貢献→「高感度組織文化の醸成」「地域社会・環境保全に貢献」
SANARI PATENT所見
上記の具体化として、鋼材オンリーワンのハイテン・特殊鋼のグローバル展開、還元鉄活用、溶接ロボットソリューション、アルミ鋳造の中国展開、ベトナム・インドで環境ソリューション拡販などの進捗が注目される。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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