2011年8月10日水曜日

海外比率7割超の日揮は産油産ガス国の設備投資活況を反映


弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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国際級エンジニアリング会社で石油・化学・天然ガスに実績、触媒事業強化の日揮(会社四季報)は今日(2011-08-10)4~6月期の業績を発表したが、売上高は1259億9500万円で前年同期比73.8%増、営業利益は156億0800万円で2.25倍、経常利益は170億1600万円で3.29倍、四半期純利益は97億円で3.2倍という好調ぶりを示した。説明を見ると(SANARI PATENT要約)、
(1) 日揮の総合エンジニアリング事業に最も関係深い産油。産ガス諸国では、人口増加や産業の多角化、堅調な原油価格を背景として、引続き設備投資が計画され、順次実行に移されている。
(2) また、東南アジア・オセアニアにおいても、液化天然ガス関連プロジェクトが計画され、順次実行に移されている。
(3) 総合エンジニアリング事業として設計・調達。建設ビジネスでは、プロジェクトの確実な遂行に注力すると共に、中東・北アフリカや東南アジア地域を中心に、積極的に受注活動に取組み、インドネシア国内における電解設備の能力増強工事を共同受注した。企画・マネジメントサービスでは、アジア地域などで都市開発やインフラ整備案件の事業化調査を準備している。
(4) 触媒・ファイン事業では、ナノ粒子技術分野・電子材料・高性能セラミクス分野・次世代エネルギー分野での生産・販売を行っている。中国始め海外市場の需要が堅調に推移した。
(5) 米国でシェールオイル権益の契約を締結し、その本格的生産開発事業への参画を果たした。
SANARI PATENT所見
ベトナム製油所、豪州LNG、アルジェリア・ガス処理、中国の海水淡水化計画、スペインの太陽熱発電に出資拡大など、わが国渇望の海外展開を果たしつつあり、日揮の成果は全国民の熱望するところである。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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