2011年8月22日月曜日

逆浸透膜施設のサウジ建設など海外発展の東洋紡、発明も多角化


弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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東洋紡の2011-04~06月期業績は、売上高872億3900万円で前年同期比6.2%増、経常利益55億4100万円で38.1%増、純利益28億7900万円で41億5500万円増という好調を示し、従って、同社・坂元龍三社長の「東洋紡は順理則裕の企業理念(SANARI PATENT注: この4文字の解説が望ましいのだが)のもと、環境・ライフサイエンス・高機能で新たな価値を提供するカテゴリートップ企業を目指し、創業以来120余年、幅広い分野で多彩な技術を蓄積しながら、フィルム、自動車用資材、バイオ・医薬などを手掛ける高機能製品メーカーとして成長を続けてきました」という挨拶冒頭言のも実感が充実し、特にインフラ外需に依存感を高めるわが国にとって、逆浸透膜施設のサウジ建設(伊藤忠と共同)など海外発展の活動にも期待が大きい。
特許庁公開発明の近況にも、東洋紡の研究開発の活況がうかがわれるが、例えば、
(1) 出願人・東洋紡「積層ポリエステルフィルム」(特許庁公開日2011-08-18)→加工性および高湿熱環境下での接着性に優れる積層ポリエステルフィルムを提供する。
(2) 出願人・東洋紡「ポリスルホン系選択透過性中空糸膜束およびその製造方法」(特許庁公開日2011-08-18)→ 高性能で安全性が高く、かつ保存安定性やモジュール組立性に優れ、特に慢性腎不全の治療に用いる高透水性能を有する血液透析法中空糸型血液浄化器用等に適するポリスルホン系選択透過性中空糸膜束およびその製造方法を提供する。
(3) 出願人・東洋紡「内部コントロール組成物」(特許庁公開日2011-08-18)→ 標的遺伝子の増幅性能を低下させることなく、しかも標的遺伝子の種類を問わずに広く使用できる内部コントロール組成物を提供する。など。
SANARI PATENT所見
特許庁公開の東洋紡発明の課題にも、そのイノベーション即効性。従って、業績寄与性が力強く窺われる。
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