2011年7月20日水曜日

独自技術配電制御システムで海外比率5割の寺崎電気産業

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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寺崎電気産業はJASDAQ銘柄だが、JASDAQと言えばベンチャーの先端新進企業と先ずイメージされるのに、寺崎電気産業は、創業88年のスイッチ・ブレーカ名門で、例えば船舶用配電制御システムでは世界トップ級技術と評価(会社四季報)されている。遡れば1923-10に大阪市でスイッチメーカー株式会社寺崎電機製作所を創業し、スイッチを始め分電盤・配電盤を製造し、1040年代前半まで20年余をその拡張に専念したが、後半の至って、日本で初めてMCCB(ブレーカ)を独自開発し、政府の計画造船政策に即応して船舶用電機設備の製造に参入するという着実な発展過程を経ている。従って、1950年代に至り船舶用配電制御システムでトップメーカーの地位を築き、1980-04に現・寺崎電気産業株式会社を設立した。その間、1960年代には世界的な発明「時流ブレーカ」を商品化し、欧州10国に販売代理店を確保した。1970年代には英国・シンガポール・ブラジルに海外拠点を設立、また、海底石油掘削装置用配電制御システムを多数納入した。1980年代にはコージェネレーション用システムの売上が拡大し、マレーシア・スペイン・イタリアにも海外拠点を設立した。1990年代には船舶用総合計装システムを開発し、また、中国広州に海外拠点を設立した。2000年代に入り、スエーデン・中国(上海)に拠点を設立した。
SANARI PATENT所見
最近の寺崎電気産業会長・社長のメッセージも従来路線の技術価値・企業価値創造を強調する地味な発言だが、エネルギー状勢変動に即応して固有の領域を展開していく堅実性に加えて、会社四季報は寺崎電気産業の新分野として、「太陽光・風力など新エネルギー向け直流遮断機を拡販、価格競争力ある遮断機新製品は東南ア・中東市場掘り起こす」と簡明に要点を捉えており、会長・社長のメッセージを聴くより手っとり早い。
寺崎電気産業は勿論、特許開発も活発で、特許庁公開例としては「船用給電パッケージ」(特許庁公開日2009-02-05)→海上輸送用コンテナの設置位置に。船体から張り出さずに設置でき、その上に別のコンテナを搭載できるなどの給電パッケージを提供する、などが見られる。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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