2011年6月10日金曜日

「東京スカイツリー」「東京ソラマチ」は東武鉄道グル-プの商標

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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先端技術の結晶「東京スカイツリー」を建設し所有する東武タワースカイツリー株式会社は東武鉄道の子会社(直接77.59%)であり、「東京スカイツリー」「東京スカイツリータウン」「東京イーストタワー」「東京ソラマチ」「ソラカラちゃん」は東武鉄道鉄道株式会社ないし東武タワースカイツリー株式会社の登録商標であることは、未だそれほど周知ではないが、東武鉄道の今次株主総会(2011-06-29)資料には、東京スカイツリーの間近な完工を控えて、意欲的な営業活動が様々に予告されている。例えば、「来年春の東京スカイツリー開業を見据え、玄関駅となる業平橋駅を「とうきょうスカイツリー駅」に改称することを発表し、駅舎のリニューアル工事に着手したほか、駅長が制服姿でお客様をご案内する「駅長さんと歩く東京スカイツリー散歩」の開催、記念乗車券やオリジナルグッズの販売を行いました」と述べている。
東武鉄道の2011-03期業績については、「安全が全ての事業の根幹であるとの認識のもとに、東京スカイツリーを核とする業平橋押上開発プロジェクトを着実に推進したこと」、「運転士異常時列車停止装置の設置を全車両対象に進めていること」、「顧客の快適性向上と電力およびメンテナンスコスト削減の両立を図ったこと」、「バス事業は羽田空港国際線旅客ターミナルに乗り入れを開始したこと」、「パソコンやケータイから利用できる運賃検索サービスを開始したこと」、「東武ホテルで東京スカイツリー眺望を目玉にした宿泊プランを設定すると共に、中国のホテル運営会社との連携を開始したこと」、「東武百貨店では東京スカイツリ公認ライセンス商品を先行販売したこと」などを挙げ、経常利益が258億円2600万円で前期比13.3%著増したことを述べている。
SANARI PATENT所見
東京スカイツリーは東日本大地震による被害もなく、安全性を将来に向けて実証する結果となったが、大地震後1週間目の2011-03-18には、自立式電波塔として世界最高の634mに到達した。根津嘉澄現社長は東武創業者初代根津嘉一郎氏の孫で、佐成重範弁理士と同様、初代根津嘉一郎氏が設立した武蔵高校の卒業生だが、634、すなわち、「むさし」には特別の感懐があろう。世界的知名度において、初代・二代目に勝る「三代目」の大業績である。
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