2011年5月27日金曜日

日立グル-プが4期連続赤字を脱脚、過去最高益更新

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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日立製作所の定時株主総会(2011-06-24)通知が届いた。日立製作所の連結売上高9兆3158億円(2011-03期)は、東芝の6兆6000億円、新日鉄の4兆3000億円、三菱ケミカルの3兆1900億円、東レの1兆5300億円、東電の5兆3800億円、JR東日本の1兆2300億円、ユニクロの8兆4800億円などを上回り、NTTの連結売上高10兆1400億円に迫る規模で、トヨタ自動車の19兆2000億円の半ばに近く、その業容は量質共に日本経済の前途を卜するものであるから、上記日立製作所通知の報告書冒頭に「当期の日立グル-プ連結の業績をご報告申し上げますと、大震災による影響があったものの、4期連続の赤字を脱し、過去最高益を更新いたしました」と述べていることは、先ずもって慶賀される。
電子装置・システム、建設機械、高機能材料、オートモティブシステム、コンポーネントデバイス、デジタルメディア・民生機器の各部門が売上高の好調と共に大幅な増益を達成している。
今後の課題については、次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1. 電力供給不足解消や、復興に向けた取組を強力に推進する。
2. 福島原発について、状況の改善に協力する。
3. グローバルな観点から新たな事業機会を的確に捉え各国域のニーズに即応する現地営業体制や、海外での研究開発・生産体制を強化する。
4. 情報通信システム技術による高度社会インフラを提供する「社会イノベーション事業」に注力し、高収益・安定成長を実現する。
5. グローバル市場で勝てるコスト構造に転換するため、グローバル調達や集中・集約購買の拡大などを、グル-プ横断で行う。
6. 棚卸資産の圧縮など、キャッシュフローを改善する(SANARI PATENT考察: 不時災害に備えての部品等備蓄適正量との兼ね合いに注目)。
SANARI PATENT所見
「日立グル-プが4期の連続赤字を脱し」という報告記述については、日立ソリューションのように、黒字を保持してきたメンバーに注目する必要がある。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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