2011年5月30日月曜日

ブラインドと間仕切りのトップメーカー立川ブラインドが時流最適空間創出

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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立川ブラインドの竹中伸也常務が野村IRによる会社説明会(2011-05-30)に出演した。「豊富な製品バリエーション」「独自のビジネスモデル」「コストダウンと顧客即応品質管理の完璧」を業界地位確立の要因として説明されことが傾聴された。立川ブラインドが株式会社に改組したのは1947-10だが、創業は1938-05だから、既に業歴73年の貫禄を備えている。主力のブラインド・スクリーン類で業界シェアNo.1、カーテンレール市場でNo.2と推定されるのは、日本インテリアファブリクス協会によれば、窓周りインテリア市場の規模(2009年度)は約1900億円で、うちカーテンが1092億円、ブラインド類が約810億円で(内訳はブラインド264億円、スクリーン311億円、カーテンレール230億円)、立川ブラインドはこのブラインド類について、ブラインド40%、スクリーン33%のシェアを有するからである。
立川ブラインドの事業全体の売上高を見れば、2010年実績において、室内外装品事業307億1500万円(全体の82.8%)、駐車場装置事業36億4600万円(9.8%)、減速機事業27億3400万円(7.4%)だが、傘下(55.6%)の富士変速機が上記以外に売上高70億円で、特にエレベータ式立体駐車場業界で5位を占めるなど、固有技術関連分野での発展可能性が大きい。
ブラインドに限定して考えても、室内外の熱交換遮蔽機能が節電の現下最重点課題に即応すると共に、空間シェアリング活用の時流が間仕切り需要を旺盛にし、かつ、ファッションのグローバルな変遷の呼応する光の演出や色彩感性のバリエーションなど、機能と感覚の多様な展開が求められる。立川ブラインドが、色柄ブラインド317色、ロールスクリーン492アイテムの多品種を網羅しつつ、受注後2~5日で応需し、オーダーメードで窓サイズに合わせ縦横幅1cm単位で製作する独特のビジネスモデルを創出し稼働していることに、中国等への海外展開も含めて、今後の内外貢献と発展を期待できる根拠を見出す。
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