2011年6月6日月曜日

丸紅、水事業・不動産事業の海外展開

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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6-19(承前C Site 2011-06-05)丸紅は水事業分野では、チリの大手フルサービス水事業会社アグアス・ヌエヴァ社、および、豪州大手産業用水処理エンジニアリング会社オスモフ社への参画を実現し、より多彩なポートフォリオを提供した。
6-20 プラント分野で丸紅は、アンゴラ向け織維工場リハビリ案件、中国向けパルプ製造プラント案件などを受注した。
6-21 交通プロジェクト分野で丸紅は、米国・豪州での鉄道貨車リース事業が順調に推移した(SANARI PATENT考察: 鉄道関連の海外進出において、車両リースは最も低リスクの態様である)。
6-21 丸紅の海外不動産開発事業では、中国上海市で「好世皇馬苑」の販売を開始し、順調に成約している(SANARI PATENT考察: 丸紅がスポンサーであるアーバン投資法人が日本コマーシャル投資法人と合併し、総合型の日本式不動産投資信託J-REATとしては業界第一位の資産規模となったことも、丸紅の不動産関連業務のノウハウと資産規模を強化したと考える)。
6-22 物流分野において丸紅は、中国・アセアンを重点として顧客基盤を強化した。
6-22 上記を総合して、丸紅の海外支店・現法の2011-03期売上高は1兆6346億円で前期比23.2%増、売上総利益は976億円で6.8%増、丸紅総売上高9兆0205億円に対する比率は18.1%となった。
SANARI PATENT所見
丸紅は、新興国を中心とする海外市場の成長を取り込むべく、中長期的見地から注力すべき市場として、中国・インド・アセアン・南米・北米の5地域を重点地域としているが、現時点の世界人口70億人の過半人口の、成長かつ国リスク低位の国域を発展の舞台とするものであり、いわゆる日本独自の総合商社機能の利点が発揮されれば、わが国の前途に明るい希望を復活させることとなろう。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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