2011年6月23日木曜日

三井金属の「自走する中核三事業部本部制」、6月29日発足

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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三井金属は今次総会(2011-06-29)との同日付けで事業部門を改編し、「機能材料」「金属・資源」「電子材料」を「自走する中核三事業部本部」として特に注力すると共に、「素材関連」「三井金属アクト」を加えた5事業体制度とし(SANARI PATENT考察:「機能材料」~「素材関連」は事業本部と称するが「三井金属アクト」は事業本部と称さないので「5事業本部」とも言えない。外部の関係者に対しては不親切な名称整理である。「三井金属アクト」の役割を、自走との関連で明確に表示すべきである)、「事業体が自立自走していくために必要な執行権限を強化する」改革を上記総会同日付けで実施すると発表した。具体的には例えば、これまで以上に積極的に新しい商品を生み出す機能を持たせるため、各事業体に企画部、開発センターを設置し、マーケティング機能を強化する。
翻って三井金属の2011-03期業績は、売上高4464億円で前期比13.8%増、営業利益は302億円で8.2%増、経常利益は340億円で32.3%増、純利益は211億円で51.8%増と好調を示した。売上高については円高と液晶部材販価低落の減収要因を上回る増販・金属価格上昇の増収要因、営業利益については設備・リサイクル・分社機構の革新という増利要因を特記している。
品目別に銅箔については、スマホ・自動車・通信インフラの市場の本格回復、機能材料については、電子材料・二輪車向け触媒の需要拡大を特記している。
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