2011年4月22日金曜日

興銀リースと東京センチュリーリース

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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大震災と原発事故を超えて産業の創造的再生を遂げるためには、多様かつ弾力的な金融機能が求められるが、野村IR誌最新号で、肩を並べて紹介された興銀リースと東京センチュリーリースは、それぞれ独創的特色を持ちながら、共に「みずほ」的な政策積極性と弾力性を有すると、SANARI PATENTは解する。
例えば、興銀リースは「法人向け総合金融サービス会社」、東京センチュリーリースは「モノとファイナンスのソリューション提供会社」を旨とする。興銀リースは42年前に興銀が中心となって産業界を代表する企業の出資により設立され、東京センチュリーリースも興銀と同年に半年ほど早く、みずほグル-プ・伊藤忠商事・日本生命保険などの出資により設立された。
興銀リースの阿部 勗社長は、同社の特徴を次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1. 興銀リースは、リース・割賦といった物を融通する物融、船舶や不動産に対するファイナンスを対象とする金融、中古物件などを売買するフィービジネスの3分野を中心に事業展開している。
1-1 物融では、技術革新による陳腐化が高速な設備の加速償却、一時的資金負担が大きい設備の分割払いに相当する機能を営む。
1-2 金融では、定期的現金収入を見込む業種に対する実質的金融機能を営む。
2 海外では、中国・インドネシア・タイ・フィリピンに進出している。
また、東京センチュリーリースの浅田俊一社長は、同社の特徴を次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1. 東京センチュリーリースによるリース対象設備は、情報通信機器や産業・工作機械、商業・サービス業用機器、商用車・トラックなど、企業活動に必要な殆ど全ての動産を含み、最近ではIT分野のクラウド化に対応してデータセンタ向けのリースも多く取扱っている。
2. ショッピングモールなどの商業施設については、不動産リースで対応している。
3. 中国、シンガポール、マレーシア、台湾、タイなどに拠点を設けている。
SANARI PATENT所見
売上高と営業利益の規模は東京センチュリーリースが興銀リースの倍超だが、いずれも増益・続伸・積極策・着々と高評価されている(会社四季報)。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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