2011年4月4日月曜日

平和不動産リート投資法人のオフィス・レジデンス複合ポートフォリオ

弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat Twitter http://twitter.com/sanaripat 平和不動産リート投資法人の昨週末(2011-04-01)終値は5万1900円で、昨秋(2010-10-01)投資口1口につき4口の割合で投資口分割後の4万円前後に比し大幅に上昇し、今次大震災の平和不動産リート投資法人株価(証券界は株価と呼んでいるが、法的には1投資口当り価格)へのマイナス影響は全く残存していない。平和不動産リート投資法人の市川隆也アセエットマネジメント社長は、平和不動産リート投資法人の強みを「集積の経済に裏付けされたオフィスとレジデンスの複合ポートフォリオであること」として、「オフィスとレジデンスという異なった性格を持ったアセットクラスに投資することにより、運用の収益性と安定性の両方を実現できること」「投資地域は東京都区部に集中投資していること」にあると述べている。また、ジャパン・シングルレジデンス投資法人と合併(2010-10)の成果について、「資産規模が1.5倍の1437億円になったこと」「レズデンスの稼働率が93.4%に向上したこと」を挙げている。合併を機に投資口分割を行った効果について同氏は、取引口数が増加し、出来高が約1.8倍増え、流動性の向上により従来よりも投資口価格の安定が期待できること」「投資家の裾野を広げること」を挙げている、平和不動産リート投資法人の投資物件の分布は、東京都心5区に34物件・608.3億円、この5区以外の23区とその周辺に34物件・569.2億円、その他地域に22物件・259.6億円で、具体的には、オフィスでは茅場町平和ビル、グレイスビル泉岳寺前、大和中目黒ビルなど、レジデンスではランドステージ白金高輪、ミルーム若林公園、ミルーム碑文谷、シングルレジデンス千駄木、シングルレジデンス東新宿などが示されている。 SANARI PATENT所見今次大震災により、工場の地方分散はあっても、中枢管理機能の都心集中は変動せず、人口の都心徐増も続くと予想するので、平和不動産リート投資法人の業績はスポンサーによる信用補完と相まって好調を維持すると考える。 (訂正のご要求は sanaripatent@gmail.com にメール下さい) 

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