2011年3月19日土曜日

福島原発と世界原発プロジェクトに東芝の活躍期待

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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今日(2011-03-19)から明日にかけて、福島原発復旧への東芝の活躍が注目の焦点になる。テレビ東京WBSは既に2011-03-18:23;30に東芝による電源施設復旧のメカニズムを明快に解説したが、今朝(2011-03-19:01:19のYOMIURI.com.は、東芝という社名を現さずに、次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1. 福島原発の電源復旧に向けた工事は、18日、1号機近くに配電盤を仮設し、外部電源を2号機内にある変圧器までつなげる作業を終えた。
2. 東北電力の高圧線から敷地内への送電用ケーブル約1.5kmの敷設も進めている。4号機近くにも配電盤を仮設した。
3. 各機器を検査した後、変圧器などの水没を免れた2号機から、電力供給をマ目指す。2号機で成功すれば、電源系統を共有できる構造になっている1号機への供給も可能になるという。
4. 電源復旧ができれば、緊急炉心冷却装置につながっている大容量のポンプを動かすことができ、原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールなどが効果的に冷やせる。建屋内に水素が溜まっている惧れもあるので、ポンプの起動と同時に、換気装置起動も検討中。
5. ただし、現場の放射線量にかんがみ、交代作業のため、時間がかかっているが、東電は本日(2011-03-19)朝には2号機の電源復旧工事を終えたいとしている(SANARI PATENT考察:「東電は、」とあるが、実際工事は「東芝は、」である)。
SANARI PATENT所見
福島原発は東芝の工事により建設されたから、「所内電源施設」に対する「想定外」の震災作用も、東芝がメカニズムを究明できるはずであり、今後の世界市場におけるわが国の原発プロジェクト輸出についても、東芝の今次経験蓄積が大きな利点となろう。       (コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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