2011年2月28日月曜日

就活・人材活用・再就職等々現時点の「人問題」にパソナの取組

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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物的需給は先端技術開発で解決、企業維持は売上高低迷下の収益体質構築で解決だが、人の需給、ポスドクや弁護士・公認会計士新人の就職難、大卒就活等々、人事の回復はむしろグローバルに深刻化するから、パソナのような人事企業の動向が注目の的になるのは当然である。そのパソナの2010-06-01~11-30事業報告が届いたが、雇用のミスマッチ解決に益々活躍中である。今次報告では先ず、次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
「例えば大学生の就職難について、解決すべき三つのミスマッチがある。
(1) 情報のミスマッチ→ 日本の中小企業は、国際競争力に富むものも多いが、情報発信力に乏しく、学生に自社の良さが伝えられず、大企業の採用枠に多数学生が殺到している。
(2) 教育のミスマッチ→ 事業環境の変化により、企業が求めるスキルや人物像が変化しているが、教育内容が即応していない。
(3) 意識のミスマッチ→ モノづくり産業からサービス産業へと、経済のソフト化が進んでいるが、産業構造の変化について、大学・学生・親ともに認識不足のため、有望な中堅・ベンチャー企業の内定にさえ呼応していない。」
上記に対応するパソナの取組を次のように述べている(同上)。
(1) パソナは2010-04に、就職できなかった新卒大学生を一定期間パソナグル-プの契約社員として採用し、コミュニケーション力などを徹底して教育した上で企業就業を体験させるフレッシュマンキャリア社員制度を発足させた。
(2) 中国での就労希望者に対して、上海・広州・東京で就職セミナを開催した。
(3) ベトナムにITセンタを開設した。
(4) ニューデリー・ムンバイ・チェンナイ・バンガロールに営業拠点を開設した。
(5) 今後更に、「MESIA+G」すなわち、Medical、Environment、Sightseeing、Information /Communication Technology、Agriculture、Globalの6重点分野で、雇用のミスマッチ解消に貢献する。
SANARI PATENT所見→ 在外拠点の開設は、海外で就業する学卒と親とに、身近な安心感を与え、「親代り」的機能を持つことが期待される。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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