2011年2月20日日曜日

デジタルコンテンツの現状を総務省報告

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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最新のデジタルメディアの動向について総務省(情報流通行政局情報通信作品振興課)は、次のように述べている(2011-02-17)(SANARI PATENT要約)。
1. 日本のコンテンツ市場は、ここ数年間、約11兆円規模で推移している。
2. 世界のコンテンツ市場の合計は、2008年に約145兆円。2009年は約4%減少して139兆円になったが、2010年から2013年は、年平均6%で成長すると予測する。→ 2010年139.9兆円、2011年147.6兆円、2012年155.7兆円、2013年166.7兆円。米ドルレート104.2円で計算(2008年基準)。ここで対象としているコンテンツの範囲は、映画、テレビ放送、テレビ配信、音声、ラジオ、ビジネス情報、インターネット広告及び接続、ゲーム、新聞、雑誌、書籍。
3. 映像系・音声系・テキスト系コンテンツ市場の構成は、2008年度において、総額11兆8391億円のうち地上テレビ番組25%、衛星・CATV放送6%、映画ソフト5.8%、ビデオソフト2.6%、ゲームソフト5.8%、映像系ネットオリジナル0.9%の計46.1%で(SANARI PATENT考察: この約5割をデジタルコンテンツと解する)、テキスト系ネットオリジナル3.0%、データベース記事2.7%、書籍ソフト6.2%、雑誌ソフト13.2%、コミック4.8%、新聞記事15.8%、ラジオ番組2.0%、音楽ソフト6.0%である。
4. 近時、ケータイのインターネット上で展開されるモバイルビジネス市場が拡大している。映像コンテンツのネットワーク流通は年々拡大しており、特にケータイ上で流通する映像コンテンツの拡大が顕著である。
5. ケータイメディアのコンテンツの伸びを2008~2009年の売上高増加で見ると、アバタ/アイテム販売(SNS等)が157~447億円で2.85倍、ケータイの映像配信が513~553億円で80.6%増(SANARI PATENT考察: 総務省資料のまま記したが、ミスプリントであることは明らかで、実数が正しければ7.8%増)、ケータイの電子書籍は395~500億円で26.6%増、ケータイのニュース・生活情報は628~766億円で22%増、モバイル広告は913億円~1031億円で12.9%増である。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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