2011年1月7日金曜日

LED素子世界トップの日亜化学、対台湾企業・特許訴訟

弁理士 佐成 重範   ケータイ検索 SANARI PATENT
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LED素子で現在、世界トップシェアの日亜化学が韓国サムスンと熾烈な設備拡大・コスト競争のもとにあることは周知だが、台湾のLED素子メーカーであるHarvatek Co.を被告として、日亜化学が所有する特許権に対する侵害差止め、損害賠償および製品の回収を求める訴訟をドイツ・デユッセルドルフ地裁に提起し、既に2010-11-09に訴状がHarvatek Co.に送達されているので、訴訟の経過に注目すべきである。
日亜化学の発表(2010-11-11)においては、次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1. 日亜化学は2010-09-08に、台湾のLEDメーカーHarvatek Co.を被告として、日亜化学が所有する特許権に対する侵害差止め・損害賠償・製品回収を求める訴訟を、ドイツ・デュッセルドルフ地方裁判所に提起した。
2. 日亜化学がこの訴訟対象として主張している製品は、Harvatek Co.製の2種類の白色LED製品である。また、日亜化学は2010-11-10に、Harvatek Co.製の上記白色LED製品をドイツで販売する会社に対しても、それぞれを被告として、上記日亜化学の特許権に対する侵害差止め・損害賠償・製品回収・廃棄を求める訴訟を、ドイツ・デュッセルドルフ地方裁判所に提起した。
SANARI PATENT所見
日亜化学は米国においても、2010-09013に、米国Wilmar Co.を被告として、日亜化学が所有する特許権に対する侵害差止・損害賠償請求訴訟を。米国テキサス州東部地区連邦地方裁判所に提起しているが、日亜化学が徳島県阿南市に建設している。LED素子工場の規模メリットを発揮すると共に、知的財産訴訟力をも発揮することを切望する。
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