2011年1月4日火曜日

学びのイノベーション」文部科学省新規予算

弁理士 佐成 重範   ケータイ検索 SANARI PATENT
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学卒の就職難に、学校教育の体制がどう即応すべきか、文部科学省行政の当面最大の課題であるべきだとSANARI PATENTは考えるが、新年度予算に直接の対応は見受けられない。従って、知財関連の新規項目などを以下考察する。
1. 情報通信技術を活用した教育の推進:学びのイノベーション(新規3億円)→新成長戦略を踏まえ、情報通信技術を活用した教育可能性を実証研究する。このため、子供達個々の能力や特性に応ずる学び、子供同士が教え合い学び合う協働的な学びを創造するため、デジタル教科書・教材の在り方や指導方法について実証研究する。
2. 新学習指導要領の円滑な実施に向けた理数教育、外国語教育、道徳教育等の推進(24億4300万円:2010年度比19%増)
2-1 新学習指導要領の円滑な実施に向けて、理数教育に対する設備整備に対する補助を、理科教育振興法に基いて行う。(14億9000万円)
2-2 小学校外国語活動の教材整備事業(新規1億7200万円)→ 2011年度から全面実施される小学校外国語活動のため、ウェブ化を含めて、新たな外国語活動教材を整備する。
2-3 コミュニケーション教育推進のための検討(1500万円)
3. 生徒指導・進路指導総合推進事業等(2億9800万円)(SANARI PATENT考察: 内容説明に「暴力行為、いじめ、不登校、自殺、進路指導などの対応策について実践・実証し、その成果の普及を図る」とあって、焦点が分散し、緊急感も欠けている)。
4. 教員の資質能力向上による教員の現職教育への支援(1億3600万円)(SANARI PATENT考察:「教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策の検討に着手するために必要な調査・検討を行う」とあるので、繰り返して読めば読むほど、悠長な記述である。)      
5. 日本人若手英語教員米国派遣事業(新規3億円、外務省と共同実施するので、総事業費は5億円)→ 若手英語教員100名を米国の大学に派遣し、コミュニケーション能力を高める。
6. (以下次回)
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)       

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