2011年1月2日日曜日

次世代照明の実現等に向けて経済産業省新規予算

弁理士 佐成 重範   ケータイ検索 SANARI PATENT
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(10) (承前01-01記事)蛍光灯の2倍以上の高発光効率・高品質なLED照明・有機EL照明の実現のため、基板の結晶成長や製造工程高速化のための基盤技術を確立する。(新規18億円)
(11) 炭素繊維の製造エネルギーとCO2排出量の半減および、大量供給による生産性の大幅向上を両立させた革新炭素繊維製造プロセスの基盤技術を開発する。(新規2.5億円)(SANARI PATENT考察: 炭素繊維の生産性向上が自動車車体への需要に繋がれば、需要規模は画期的に増大し、その特性が自動車エネルギーの効率に直結して、著しいイノベーション効果をもたらす)。
(12)(エネルギー政策新規予算と共通項目として)大規模な新エネルギーの供給を可能にするため、出力の影響を緩和し、送電系統の安定化を図るための大型蓄電池およびシステムを開発し、実証によりその有効性を検証する。(新規20億円)
(13) 従来フロン機以上の省エネ性とノンフロンを両立する業務用空調機器技術を実現するための革新的技術の開発、先導的な排出抑制技術の技術実証事業を支援する。(新規14億円)
(14) iPS細胞等の幹細胞を産業利用するための品質評価技術を世界に先駆けて確立すると共に、開発した品質評価技術の国際標準化を目指す。(新規17.3億円)(SANARI PATENT考察: 日本では特許法において「医療」が「産業上利用」の産業に該当せず、iPS利用医療行為が特許付与対象とされていない現状が当面の問題である。「iPS細胞」と称しているがiPSのSは細胞で、重複表示であることに気づかない程度の理解能力でもある)。
(15) 医療機器に対する課題やニーズを有する医療機関と、優れたモノづくり技術を有する中小企業との連携を支援し、医療機器の開発・改良を促進する。(新規39.9億円)
(16) 日本企業の環境・医療分野の高い技術力をアジア等に展開するためには、相手国の個別具体的な技術ニーズに対して現地で実証を行うことが必要である。そのため、日本企業・大学のコンソーシアムを形成し現地にて実証する。(新規24.4億円)
(17) (以下次回)
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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