2010年12月23日木曜日

Cool-Japan官民有識者会議

弁理士 佐成 重範   ケータイ検索 SANARI PATENT
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「クールジャパン官民有識者会議」という会議を経済産業省が設けて(2010-11-19)、第2回会議を昨日(2010-12-22)開催したが、どういう方々が「クールジャパンの有識者」で、どんなことを「クール」と考えているのか、先ず関心が持たれよう。
座長は、資生堂の福原義春名誉会長、民間委員は、ジャーナリストの生駒芳子氏、ワイデン+ケネディトウキョウの伊藤直樹エグゼクティブ・クリエイティブディレクター、チームラボ株式会社の猪子寿之社長、A.T,カーニー株式会社の梅澤高明・日本代表パートナー、フォト・ジャーナリストのエバレット・ブラウン氏、カフェ・カンパニー株式会社・楠本修二郎社長、株式会社アパレルウェブ・千金楽健司代表取締役、日本デザインせんたー・原デザイン研究所・原研哉氏、株式会社掘木エリ子andアソシエイツ掘木エリ子代表取締役、株式会社リステアホールディングズ古川稔副社長、シャネル株式会社リシャール・コラス日本法人社長の各氏である。
これまでの発言としては、
(1) 日本は大きな「ものがたり」を失っている。日本独自の方法によるシナリオ作り、文化産業政策を担うプロチームを作ることが課題である。
(2) プロデューサーを育てることが大切である。また、世界性と強さを兼ね備えた、サブカルチャーを超越したメインストリーム文化を作ることが必要である。
(3) 政府側の問題として、総合的継続的戦略の不在が問題である(SANARI PATENT考察: 内閣知財戦略本部がその任務に当たっているはずだが)。資本力・人材力の不足という企業の問題を解決しなければならない。
(4) 日本の文化政策は権威主義で、価値が確定したものだけに投資してきたが、若手の才能を育てることが必要で、メディアの役割も重要である(SANARI PATENT考察:「政策」は、外国で受賞すると日本政府が慌てて授賞するように見られているが、民間でタレント発掘などの努力は見られるから。メディアの協力が望まれる)。
(5) 最後に人の心を動かすのはcommunication とdesignである。また、「ものがたり」とplatformが重要である。日本も、platformを輸出していくべきである。(以下次回)
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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