2010年12月16日木曜日

フロン冷媒の回収等について経済産業省検討

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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空調や冷蔵冷凍で、職場でも家庭でも密接に馴染んでいる影武者である「冷媒」だが、国際的にも、国内でも、その生産・排出・回収が大きな課題となっていることは、それ程周知されていない。
その冷媒について経済産業省(担当:製造産業局化学物質管理課オゾン層保護等推進室)は、来る2010-12-21に、産業構造審議会の「第5回qq対策ワーキンググル-プ」を開催する。
このWGの専門的な審議内容を見るに先だって、上記「オゾン層」について先ず確認する。オゾン層は、太陽からの紫外線のうち、有害なものの多くを吸収し、ヒトを含めて地球の生態系を保護している。紫外線は波長によりUV-A、UV-B、UV-Cに分類されるが、このうちUV-Cは最も波長が短く、生態系に有害だが、従来、オゾン層によって全て吸収され影響を及ぼしていないと考えられている。UB-Bは中間波長だが、その一部が地球に到達して皮膚癌の原因になっている。
最長波長であるUV-Aは大部分が地球に到達しているが、「皮膚の弛みやしわ」の原因だと聞けば、UV-Aの名は一挙に周知されるかも知れない。
空調や冷蔵冷凍庫の冷媒として使用されてきたフロンなど、ハロゲン化合物の排出量が著増し、オゾン層の破壊が「オゾンの生成と破壊の自然バランス」を崩す域に達するに及んで、冷媒問題が浮上し、既に、約10年前から家電リサイクル法などが順次施行されてきたが、標記WGはその強化刷新を目指すものであり、知財開発のテーマとしても注目すべきである。
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