2010年12月7日火曜日

キッツ・KITZのバルブ、インドに展開

弁理士 佐成 重範 ケータイ検索 SANARI PATENT
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バルブ(Valve/中国語・閥門)は、流体の配管の開閉や流量を制御する機器だから、家庭内でも産業界でも極めて馴染み深いが、その国内首位企業である「キッツ」の社名は周知とまでは言い難い。しかし、中国に続いてインド市場にも大いに展開する計画を、今次キッツの中間報告が述べているので、その内容(SANARI PATENT要約)を知る必要がある。
1. キッツは、2010-07にインド西部のムンバイに駐在員事務所・KITZ COPORATION INDIA LIAISON OFFICEを開設した。現在人口12億人、経済成長率8%台で推移しているインドでは、高級ホテル・病院・ショッピングモールなどの商業施設、地下鉄や空港のインフラ整備の需要が高まり、建設ラッシュが続いている。キッツは、この大市場を新規開拓するため、上記事務所を開設し、ビルの空調や衛生・防火設備向けのバルブを中心として、高品質ブランドのキッツ商品をインド市場に浸透させたい。
2. キッツは2010-05に、長期経営計画「KITZ Global Vision 2020」を発表し、2009年度の海外売上高比率21%を2020年度には50%(1250億円)とする目標を掲げた。インドについては、東西南北に4区分して、今次ムンバイのほか、ニューデリー・コルカタ・チェンナイに販売拠点を構築する。販売ネットワークについては、メガディーラー・サブディーラーとの契約を進めている。
SANARI PATENT所見
キッツの2010年度上半期売上高は513億4400万円で前年同期比11.2%増、経常利益25億8900万円で0/9%増である。
キッツのタイ工場が生産している青黄銅製バルブ(ビル・住宅など向け)の需要が、中国・インド・タイ・インドネシアなどで伸長しているので、通期業績が期待される。
(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

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