2010年11月27日土曜日

The Sumitomo Trust and Banking Co. Calls General Meeting of Stockholders

住友信託銀行の株主総会(2010-12-22)は三井住友トラストグル-プ構築の第1ステップ
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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Lehmann Shockを契機として、世界マネーの流通態様が得失考察と政策立案の対象として鮮明にされつつあるが、わが国では、「専門性と総合力を併せ持つThe Trust Bankの創設に向けて、住友信託銀行等の具体的行動が開始されている。その全体像を次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1. 統合のプロセス
1-1 第1ステップ→ 住友信託銀行が中央三井トラスト・ホールディングスと株式交換し、三井住友トラスト・ホールディングスを新たな持ち株会社とする経営統合(2011-04-01)。
1-2 第2ステップ→ 三井住友トラスト・ホールディングス傘下の3信託銀行を統合し、三井住友信託銀行を発足させる(2012-04-01)。
2 上記統合による三井住友トラストグル-プは、高度な専門性の強化と業容の拡大により、日本最大最高のステイタスを誇る信託銀行グル-プとなる。例えば、2010-03-31の価額ベースで、資産運用残高64兆円、企業年金受託残高13兆円、年金総幹事件数1900件、投資信託受託残高35兆円、不動産関連収益317億円、不動産証券化受注残高10兆円、金銭債権流動化受託残高12兆円、遺言信託件数19454件は、各分野でいずれも日本内最大である。
3 三井住友トラストグル-プの経営理念・ミッションは、
3-1 高度の専門性・総合力により、顧客にトータルソリューションを迅速に提供する。
3-2 信託の受託者精神に基いて高い自己規律・健全な経営を実践し、社会の信頼を確立する。
3-3 グル-プの多採な機能を融合した新しいビジネスモデルで、独自の価値を創出する。
3-4 従業員個々人の多様性・創造性を発揮させる。
SANARI PATENT所見
三井住友トラストグル-プは、グローバルな金融サービスを提供できる海外ネットワークを拡充していくが、グローバルな金融の規模はどのように推移しているか。慶応大学・白井さゆり教授著の「欧州迷走」に引用された数字を摘記すると、
(1) 米国の対外資産と対外債務の差額である資本収支は、2006年に8367億ドル、当時97兆円だったが、対外債務は2兆ドル、233兆円、対外資産は1.2兆ドル、140兆円の増加だった。
(2) 世界から米国へマネーが流入するにつれて、株式と債券を泡swた米国の対外債務残高は、2007-06に9.7兆ドルに達した。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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