2010年11月22日月曜日

ISHIZUKA Glass Co. Develops Functional Beer Glass, Ink for Bottles 

石塚硝子の機能性製品開発動向
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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石塚硝子の中間報告(2010-03-21~2010-09-20)が届いているが、機能性新製品や猛暑による紙容器・PETプリフォーム出荷大幅増などで、売上高は前年同期比4.6%増、生産体制再構築などで営業利益50.7%の著増を示した。
石塚硝子は、1816年、文政2年に、初代・石塚岩三郎が長崎でオランダ人から製造技術を修得し、岐阜県で創業来、191年にわたり技術イノベーションを重ねてきたが、最近の発明特許動向も活発で、例えば、
(1) 「印刷インキおよびそれを用いた物品」(特許庁公開日2010-09-09)→ 従来の印刷に比べて、光輝感、透明感、高彩度の印刷インクを提供することと、そのインキを用いた物品、詳しくはガラス製・陶器製の食器・容器を提供する。この印刷を用いた物品は、見る角度によって色が変化するカラートラベル効果が得られるので、意匠の幅が広がり、消費者が満足する商品が得られる。
(2) 「カートン供給装置」(上同)→ 充填装置に、カートンを開いた状態で送り込むためのカートン供給装置において、バドリング部による収納部における重ね合わせたカートンへの押圧力を制御することにより、収納部におけるカートンの保持を安定させ、その結果、ピッキング時のトラブルを抑止する。
今次報告には、機能性ガラス製品として「泡づくりグラス」を自己紹介しているが、「泡づくり」というネーミングの通り、グラス内面のサンドブラスト面にビールが触れて、柔らかでクリーミーな泡が生まれる機能性ビアグラス」であり、「ナチュラルな格子柄」と調和して美味感を著増している。
また、「スチームドーム」は、耐熱ガラスを採用した新電子レンジ調理器で、蒸し料理も、ホイル・ラップを不要で、簡単レシピ付きである。バリエーションも15種類揃えている。
SANARI PATENT所見
女性のビールの外飲活発と、男性の資源節約・美味内食にそれぞれ即応する機能製品が、191年の石塚硝子業歴を更に発展させる。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください

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