2010年12月1日水曜日

Pet Industry in Japan is Thriving as Pets Population Reached 22.4 Million

 ペット数2234万超(犬・猫)の日本家庭の優しさ
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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英国の諺には、「晩年になってから必要なのは、老妻とペット犬と、幾らかのお金だ」とあるが、ペットへの愛着は、その在り様や動機は国・民族・個人によって様々であるにしても、今やグローバルに共通な現象である。日本での状況については、アニコム株式会社の説明会(11-30 R Site 記事)に関する関連して述べたが、子供産業よりも対象数が遥かに多くなるペット対象の産業を、上記アニコム説明(SANARI PATENT要約)によって展望する。
1, アニコムのペット保険は、アニコム保険株式会社が損害保険事業の免許を取得(2008-12)して行っているものだが、損害保険1契約当たりの年間保険金支払回数は、火災・自動車・自賠責・傷害の諸保険に比べて圧倒的に多数であり「小額・多頻度」である(SANARI PATENT考察: 保険の日常有用性を生活者がひろく意識する)。アニコムでは、契約者の約半数から年に3~4回の請求を受け付けている。
2. 日本での犬・猫ペット数は2234万を超え、15歳未満の子供1750万人に対してよりも、家庭の対病院支払額は多く、保険が有用である。例えばペットが皮膚炎で通院したら2万5000円かかったという場合、90%プランでは1日1万8000円まで保険金が支払われ、骨折で6泊7比の入院中の手術1回で24万円の病院代の場合21万6000円支払われる。
3. アニコムのペット保険売上高(正味収入保険料)は、2005年43億9000万円から2009年89億8000万円に急成長している。
4. 英国のペット保険市場規模は、日本の7.5倍である。英国(人口6000万人)の犬・猫ペット数1470万ペットで、日本の2234ペットより少ないが、ペット保険加入率は遥かに高く、市場規模は750億円で日本は100億円である。(英国Datamonitor、日本・富士経済が出典)
SANARI PATENT所見
アニコムの競争企業が続出するのではないかという疑問については、アニコムのシ-ムレスネットワークというビジネスメソッドがそれに答えている、すなわち、アニコムは、契約者・ペットショップ代理店・動物病院をシームレスにネットワーク化しているので、顧客の利便性を高めると共に、参入障壁を構築した結果となっている。そしてアニコムのビジネスメソッドは、国民健康保険における保険金受領より便利で、対応動物病院の窓口で「どうぶつ保険証」を提示することにより、保険金受領と同一のサービスを受け得る。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)
  

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