2010年11月29日月曜日

Nissan’s Global Production in October Increased 11.6% year-on-year to 363,272 Units 

日産自動車の中国販売台数が同国全体増加率を上回る増勢
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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日産自動車の2010年度上半期事業報告が届いた。カルロス・ゴーン社長は、「リカバリープランへの取組と、全ての地域における好調な販売により、業績は当初の予想を上回った。上半期を終えた現在、グローバルでの経営環境は、想定を大幅に上回る円高、原材料価格の上昇など会社としてはコントロール不可能な逆風が吹き荒れているが、日産自動車は、2010年度通期の業績予想を、連結売上高8兆7700億円、営業利益4850億円に上方修正する」と述べている(SANARI PATENT要約)。
日産自動車の上半期グローバル販売実績200万9000台の地域構成は、北米28.9%、中国25.0%、日本16.3%、欧州13.8%、その他15.9%だが、前年同期比の増加率は、グローバル23.8%増、北米11.8%増、中国31.7%増、日本15.1%増、欧州12.6%増、その他33.2%増。
上記北米は米国・カナダ・メキシコだが、米国の全体需要が608万台で8.3%増のうち、日産自動車は44万5000台で9.8%増、全体の増加率を上回ったこと、メキシコ市場は日産自動車8万7000台、28.6%の著増で、トップシェアを緯持していることが注目される。
中国市場上半期の全体需要は821万台で前年同期比45.6%の著増だが、ニッサン・インフィニティモデルは35万1000台で48.5%増、東風ブランドは50万3000台で51.4%増と、中国市場全体の増加率を更に上回る著増を示した。
日産自動車の上半期連結営業利益も、3349億円で、前年同期949億円の3.5倍だが、この変動要因として、プラス要因としては販売台数の増加2993億円、原材料価格上昇による減益要因を上回る購買コスト削減534億円、関係会社の利益改善357億円、マイナス要因としては、主として対米ドル円高の為替変動552億円、拡販に伴う販売費の増加932億円を示している。
SANARI PATENT所見
日産自動車ゴーン社長は、「2010年度下半期には、世界で初めての量産型かつ購入し易い価格の電気自動車「日産リーフ」を始めとする革新的な新型車を相次いで発売する」と述べており、日産自動車が緊急対策から構造改革に進んでいることに大きく期待する。なお、下半期に入った10月の販売も11.6%増と発表している(2010-11-26)。
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