2010年12月2日木曜日

JFE Cooperates with India JSW Steel in Indian Steel Market

 JFE がインドJSWスチール社との戦略的包括提携契約を具体化
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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JFEの2010年度上半期報告は、連結売上高1兆5722億円で前年同期比20.3%増、経常利益1049億円で前年同期の574億円損失から大幅反転した業績を内外に発展させ、特に、アライアンスの拡大を始め、アジア新興国での事業を推進するとしている。
具体的には、 インドJSWスチール社との戦略的包括提携契約具体化について次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1. JFEは、インドの大手民間鉄鋼メーカー・JSWスチール社と2009-11に戦略的包括提携契約を締結し、その具体化について協議を重ねてきた。
2. 具体化の第一歩として、JEFからJSWへの資本参加・技術供与について合意し、2010-07にその契約を締結した。出資比率は14.99%を予定し、自動車用鋼材の製造、JSWビジャナガール製鉄所の操業全般の改善に関する技術を供与する。
3. JFEは、この契約締結によりインド市場に本格進出し、生産・販売基盤を確立すると共に、JSWとの提携を更に深化させ、インド市場での成長戦略を一層強化推進する。
SANARI PATENT所見
JFEの海外比率はすでに約4割に達しているが、インドは自動車産業の急成長を始め、鉄鋼需要急増の大きな潜在量を有し、JFEの国際協調と自社発展の最適の場と考える。JFE自体の技術が極めて活発であり、1万2153件の特許庁公開特許発明(2010-12-01現在)のうち1000件余が今年度に入ってからの公開件数だが、うち昨11月分のみでも125件を数え、例示すれば、
(1) 鋼板表面欠陥検査方式および装置(特許庁公開日2010-11-25)
(2) 金属の腐食診断方法(同)
(3) 製鉄用容器の耐火物ライニング構造(同)
(4) 復水器冷却管漏洩検査装置(特許庁公開日2010-11-18)
(5) 錫メッキ鋼板およびその製造方法(同)
などが注目される。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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