2010年9月21日火曜日

Yamaha Motor Co. Expands its China and India Market

 ヤマハ発動機、新興国市場に低価格原動二輪車投入
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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ヤマハ発動機の第二四半期業績報告が届いた(2010-09-18)。「アセアンを始めとする新興国では景気拡大傾向が続き、二輪車の販売が好調に推移したことから、売上高(2010-01-01~2010-06-30)は6762億円で、前年同期比16.7%増となりました」と、増収増益の報告だが、この「二輪車」という用語は日本の法令用語で、電子辞書では「two wheeler」「motorcycle」「bicycle」と答える中の、「motorcycle」に限定される。
ヤマハ発動機は特許発明の開発が活発で、今年度に入ってからの特許庁公開件数(2010-04-01~2010-09-17)も264件を数え、例えば、「ショック吸収機構および舶用推進ユニット」(特許庁公開日2010-09-16)、「プレジャーボート」(同)、「車両用梱包ケース及び車両の梱包方法」(同)、「燃料電池システムおよびそれを備える輸送機器」(特許庁公開日2010-09-09)、「エンジンの吸気装置及びそれを備えた鞍乗り型車両」(同)等々である。
ヤマハ発動機は今後、「現在進めている先進国事業の収益構造改革を加速させ、成長戦略の更なる推進を進める」としているが、具体的に見ると、
(1) インド・中国市場において、低価格ボリュームセグメントに積極的に商品を投入する。
(2) プラットフォ-ムの共通化やアセアン二輪車への部品相互補完により、新興国二輪車事業の収益力を向上する。
(3) インド・中国製低価格モデルをトルコ・アフリカ・中南米市場に輸出する。
(4) ヤマハ発動機独自の電子制御燃料噴射装置により、燃費改善商品をアセアン市場に投入する。
(5) 電動二輪車を拡販する。
(6) 家庭コンセントによるプラグイン充電方式を採用する。
(7) 電動アシスト自転車を拡販する。特に急拡大する欧州市場へのユニット供給、更には完成車投入を検討する。
(8) スピード性能・燃費性能に優れた大型船外機を拡販する。
SANARI PATENT所見: インドネシア・ベトナム・タイの市場伸長が注目される。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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