2010年9月15日水曜日

Mitsubishi UFJ Financial Group Inc. Reports on the 1st Quarter of FY2010

日本国内最大の金融グル-プ、三菱UFJフィナンシャルグル-プの業況
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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株式会社三菱UFJフィナンシャルグル-プの第6期第1四半期(2010-04-01~2010-06-30)の事業報告が届いた。「第6期」というから、株式会社三菱UFJフィナンシャルグル-プとして発足してから未だ5年余ということ、三菱UFJフィナンシャルグル-プの名称に「東京」の字が入っていないが、その構成は、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングス、三菱UFJニコス、三菱UFJリースの5社で成ることを、改めて確認するが、三菱UFJフィナンシャルグル-プのホームページには、「普通銀行・信託銀行・証券会社に加え、トップクラスのカード会社やリース会社、消費者金融会社、資産運用会社、米国銀行(ユニオンバンク)などを傘下に」と注記し、「世界屈指の総合金融グル-プ」と結んでいる。
「銀行」というと、特許などの知的財産権と直接関わりないように思うが、その業務に先端IT技術が数多く活用されているし、特許庁の公開発明にも件数が多い。例えば、株式会社日本総合研究所(SANARI PATENT注: 三井住友銀行の子会社)が出願人である「銀行システム」発明(特許庁公開日2010-09-02)は、振込データ電文に関するエラーを自動的に訂正して再振込データを生成し、勘定系システムに繋げるまでの全体的な処理技術を提供する。
翻って三菱UFJフィナンシャルグル-プの2010年度第一四半期業績は、連結業務租利益は9106億円で、前年度同期比4.3%増(資金利益減・市場関連収益増)、営業費は5151億円で1.8%減、従って、連結業務純益は3954億円で19.2%増、連結四半期純利益は1663億円で2.2倍(貸倒引当金繰入額減)、預金は122兆1000億円で1.4%減(個人増・法人減)、貸出金は82兆4000億円で2.8%減(法人減》、不良資産残高は1兆6400億円で9.3%増。不良債権比率は1.42%で0.08%上昇、有価証券の含み益は48.5%減(株式相場下落)、連結自己資本比率は14.73%で0.14%低下、Tier1比率は11.18%で0.54%上昇、連結経費は5151億円で4.8%減、保有株式は3兆6200億円で9.5%減(株価変動影響抑制のため売却)を示した。
SANARI PATENT所見
Ter1は、金融機関の自己資本比率規制において、資本金・剰余金等で構成される基本的項目であり、これを分子として対自己資本比率を計算したものであるから、その上昇は、銀行経営の一層の健全性を示している。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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