2010年9月11日土曜日

GNP(Gross National Products) vs. GDP(Gross Domestic Products) 

GDPとGNPの相違、および潜在GDPの定義
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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経済政策の局面が展開するに伴って、経済理論の選択やミックスが論議され、GDPの語義を今更問い直すわけにもゆかず、「潜在GDP」という新概念が内閣府で唱導されるし、という時代である。先ずGoogle検索で「GNPとGDP」を見ると、Yahoo!智恵袋の「GNPとGDPの違いは何ですか」が、次の「ベストアンサー」(2007-07-25)で「解決済み」とされている。
「GNP:国民総生産=世界中のどこの国かを問わず、「日本人が」生産して稼いだ額の合計
GDP:国内総生産=国籍を問わず、「日本国内で」生産して稼いだ額の合計
稼いだ人の国籍で分類するか、稼いだ場所で分類するか、の違いですね。」
空洞化で国外生産が著増しているから、GNPの方が日本人のグローバルな生産活動を現す数値として良いようにも思えるのではないか。
日本のGDPは、内閣府経済社会総合研究所によって算定・公表されているが、その企画監修による実質同所著「マクロ経済と産業構造」(2010-09-30)は、「今後のマクロ経済政策においては、供給サイドと需要サイド、双方に目を配った分析が不可欠であり、また、両者の要因は相互依存関係にあって、切り分けること自体が難しい」とし、「1980年代以降のGDPギャップと潜在成長率」「日本経済における消費と貯蓄」「バブルからデフレ期に」かけての家計の予備的貯蓄行動の変化」「設備投資分析の潮流と日本経済:過剰投資か過少投資か」「日本のバブル期以降の経済見通し:景気判断と経済政策:その経緯と現時点からの評価」「アジアの発展と日本経済:外需動向・為替レートと日本の国際競争力」「労働供給・労働需要、技術進歩と経済成長」「日本企業の研究開発資産の蓄積とパフォーマンスの実証分析」「サービス産業の生産性」「生産性・資源配分と日本の成長」「生産性変動と1990年以降の日本経済」「日本の実質金利」「日本の景気循環の構造変化」の諸項目を考究している。
SANARI PATENT所見
TFP (Total Factor Productivity:全要素生産性)、DTC (Defensive Technological Change:防衛的技術進歩)、SBTC (Skill-Based Technological Change:スキル基盤技術変動)など、知財専門家の職域の直結する術語について、内閣府の定義を十分に把握することが必要である。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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