2010年9月1日水曜日

Dyson Introduced By METI Mail-Magazine Concerning its No-Wing Fan 

経済産業省メルマガが紹介したダイソンの扇風機と東芝
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
Twitter http://twitter.com/sanaripat
経済産業省のメルマガに登場したダイソン(C Siteの8-31ご参照)は、Wikipediaで次のように紹介されている。「Dyson Limitedは、サイクロン式掃除機を初めて開発・製造した会社。英国Malmesbury市で創業し、現本社・研究所同市所在。創業者のJames Dysonは、紙パック式掃除機が、紙パックが満杯になっていなくても交換しなければならないことに気づいて、フィルタを定期的に交換するか、水洗浄すれば紙パックは不要となる方式として、Dual Cyclone方式を開発した。」
経済産業省のメルマガもダイソンを次のように紹介している。「Design EngineerのJames Dysonが1993年に、僅か10人程で立ち上げた会社は、現在では欧州主要国、米国・カナダ・オーストラリア(原文は「オーストリア」)等の国々で、シェア1位を誇る企業になった。」
気になるのは、Googleの「ダイソン扇風機特許」で、次のような表示が続出していることだが、ダイソン・東芝両社にとって、現時点での問題ではないと、SANARI PATENTは判断している。
(1) MeetMe.com/2009-10-25→ ダイソン「羽根なし扇風機」、30年前の東芝特許と酷似→ 英国の家電メーカー「ダイソン」が「羽根のない扇風機」を開発し、日本でも大きな注目を集めている。ところが、その革新的な構造とデザインが、実は30年も前に日本の東芝によって特許申請されていたと英紙が報じ、関係者が業転している。実際に英国特許庁は東芝の特許出願記録を根拠に、ダイソンの申請をいったん却下しており、再提出された特許申請についても。まだ審査中という。」
(2) Narinari.com/2009-10-21→ 発表以来世界的な評判を呼び、日本でも2009-11-02の発売が決定したダイソンの「羽根のない扇風機」こと「Dyson Air Multiplier」。台座から吸い込んだ空気を増幅させ、上部にある輪の部分から噴出させるという進化型の扇風機の出現に、多くの人が関心を寄せている。Daily Telegraph紙によれば、この画期的な製品は、サイクロン掃除機でお馴染みのダイソンならではの製品と思われたが、約30年前に日本で考案されていた発明と似ていると特許庁で決定され、ダイソンは、デザイン面など大幅変更して再出願し、審査中だそうだ。」
SANARI PATENT所見
表彰その他、産業官庁の企業・製品顕彰的な記述や措置には、特許問題が潜在している場合があることを予知する必要がある。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム