2010年8月27日金曜日

Leading Coil Company, SUMIDA Provides Digital Convergence Between Tech. and People

 スミダコーポレーションの非接触電力伝送技術開発
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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コイル専業で、海外比率8割を超えるスミダコーポレーション(東証1部)の事業報告(2010-01-01~06-30)が届いた。コイルの働き(Working of Coil) については別途、自己誘導作用、相互誘導作用、共振作用、電磁作用、電磁誘導作用の詳細を解説している。
「デジタルを人につなぎ、人をデジタルとつなぐ」スミダコーポレーションの活動はグローバルである。不安定な事業環境下ではあるが、世界経済と事業環境が回復基調にあり、スミダコーポレーションの組織効率化と相まって、増収増益を得た。
中国での数十年にわたる労務管理の経験を活かして、グローバルに製造ネットワークを拡大する意欲を示している。
非接触電力伝送技術の開発状況については次のように説明している(SANARI PATENT要約)。「金属接点やコネクタなどを介さず、充電器に機器を置くだけで充電できるのが非接触電力伝送技術である。ケータイやデジカメ、ゲーム機、電子書籍端末などに利用できる非接触電力伝送技術の開発を、実用化の一歩手前まで進めている。伝送の仕組みには複数の方式があるが、スミダコーポレーションの場合は、磁界を利用した磁束伝送のほか、電界伝送を開発して注目されている。」
製造のシルクロード構想を掲げ、諸国において、ハブ工場を核として、サテライト工場との最適ネットワークを構築するが、既にアジアでは、中国の製造拠点である番禹工場がハブ工場としての機能を有し、サテライト工場としての南寧工場と連携して、Consumer Electronics分野の製品を主力に、自動車関連・エネルギー関連製品を生産している。
欧州では、ドイツのエアラオ工場をハブ工場とし、ルーマニアおよびスロベニアのサテライト工場と連携して、自動車関連・エネルギー関連製品を生産している。
SANARI PATENT所見
外部環境の不安定性について、中国の労働争議、人民元の上昇、ユーロ圏諸国の対外債務などを挙げ、「新しい事態は今後も次々と起こることが予想されます」と述べ、「このような不安定な事業環境と共に歩む術を学ばなければなりません」と結んでいるが、その蓄積こそ、最高の価値あるノウハウとなろう。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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