2010年8月31日火曜日

Honda Achieves New Growth by World Top-Level Cost Competitive Power in Motorcycles

Hondaの二輪事業は世界トップのコスト競争力で新たな成長を
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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Hondaの事業報告が届いた(2010-08-26)。アジアを中心に成長が続くHondaの自動二輪車を特に強調しているが、SANARI PATENTが注目するのは、グローバルなマスプロの規模拡大を核心とするコスト国際競争力の弛みない強化である。報告は「Hondaの自動二輪車のこれからは、世界トップレベルのコスト競争力で新たな成長 をめざす」としているが、このコスト競争力の基盤は、グローバルなマス市場を対象とする大量生産効果と、中国・インドでの競争を超克してきた原価意識に在ると、SANARI PATENTは理解する。しかもこのコスト競争は、中国における「自動車の前半身はホンダで後半身はトヨタのデザインの模倣車」が、中国のみならずアジア各地にも輸出販売されているのと対抗するコストの実現であり、最近の対円人民元低にも対応するものである。
現在(2009)、Hondaの売上高はFORTUNEの世界ランキング表では51位(924億ドル:実績9兆3400億円に比べては過少表示とSANARI PATENTは見る)であるが、その上進が予想される。
Hondaの今次報告に戻って、内容を要約する。
(1) 中国とインドは、自動二輪車市場としても世界1位2位の巨大市場になっている。Hondaは、中国では1992年から、インドでは1985年からHondaの現地生産を開始している。この2国では、従来以上に厳しいコスト競争力が求められている。日本のメーカーが進出して生産体制を築き上げたアセアン地域とは異なり、この2国には現地の自動二輪車メーカーがあり、より廉価な商品も流通しているからであある。
(2) 中国・インド現地の自動二輪車メーカーの競争力の源泉は、部品や素材を供給するサプライヤーであることが分かってきた。そこで、現地のサプライヤーを品質やコストの面から徹底的に調査し、Hondaの品質基準に照らしながら、その力を組み入れて新たな部品調達体制を構築し、現地の自動二輪車メーカーにも負けないコスト競争力を身につけてきた。
SANARI PATENT所見
Hondaなどでは「自動二輪車」と称しているが、Motorcycleに直接見合うのは原動機自動二輪車、オートバイなどで、今後の電気化に対応するのは「自動自動二輪車」という呼称であろう。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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