2010年9月29日水曜日

Japan IBM’s Vision of Smarter Planet Involves Smart-Grid System by Smart- Meter

 経済産業省検討会で説明された日本IBMのSmart-Meter関連ビジョン
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
Twitter http://twitter.com/sanaripat
標記IBMの説明内容(SANARI PATENT要約)を考察する。
(1) 日本IBMは、日本で74年の歴史を持ち、日本での雇用・納税・投資・人材育成・市場創造、日本の社会・産業の進展・成長への貢献にのみ存在価値がある企業と意識している。
(2) IBMは、Smarter Planetというビジヨンを発表し、賢い社会システム構築により、地域の課題解決に積極的に立向かうことを表明している。Smart Gridは、賢い社会システムを実現するに当たり、重要な機能を有する(SANARI PATENT注: Smart Meterは、Smart Gridの必須構成要素と考えられる)。
(3) IBMは、主にconsulting及びITシステムの構築・運用サービスを電力・ガス・水管理会社に対して提供している。具体的にはネットワークの最適化・自動化、通信・ITネットワーク構築、System Integrationと高度情報活用支援、Smart-MeterのITインフラ構築および最適化、設備管理システムの構築である。
(4) 上記により「老朽化したアナログ送配電システムを動的自動化されたエネルギー流通システムへ転換」、「リアルタイムかつ詳細なエネルギー使用情報の提供による消費者との連携」、「コスト競争力あるエネルギー供給を緯持しながら、排出量削減目標の達成」を実現する。
(5) 事例としてマルタ共和国の Smart Grid Utilityについて、プロジェクト期間は2008~2012年、プロジェクト費用は7000万ユーロ(約100億円)である。プロジェクトの狙いは、「消費者が水と電力エネルギーの見える化を実施し、省エネを実現すること」、「水と電力の供給会社の運用の効率化」、「盗電・盗水の削減による売上の確保」である。またその特徴は、「電力会社と水道事業会社が共同でシステムを構築すること」、「meterのデータ収集は共同運営で実施し、運用をIBMに委託すること」、「消費者はインターネットで使用状況を確認でき、最適な契約形態を選択できること」である。
SANARI PATENT所見
電力と水の両インフラ管理を統合する機構であり、Smart Societyの構想と整合させて検討すべきである。(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム