2010年8月10日火曜日

MILBON Will Create Beautiful People with Beautiful Hair all over the World 

ミルボンは美容サロン・ヘア化粧品の国内首位から世界ランク一桁へ
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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株式会社ミルボン(東証1部)の中間期(2009-12-21~2010-6-20)事業報告が届いた。美容サロン向けヘア化粧品専業でトップ(会社四季報)だが、「中期事業構想において急務なのが、国内トップという考えを捨て、世界ランクで未だ10位という意識を持つことです。戦うべきライバルは全てグローバル企業。今一度チャレンジャーの立場に戻り、デザイナーが世界で活躍できるフィールドを創るという大義のもとで、事業のグローバル化に全力を尽くします」と述べており、高い気宇を示している。
それだけに知財開発も活発で、例えば特許庁による特許公開対象発明の最近の例を見ても、ミルボンを出願者として、
(1) 発明の名称:シャンプー組成物(特許庁公開日2010-07-29)→洗浄後の毛髪にハリ・コシを付与し得るシャンプー組成物を提供する。
(2) 発明の名称:毛髪処理方法および毛髪処理剤(特許庁公開日2010-07-15)→特定の変性ペプチドを毛髪に十分に固定させることが可能な毛髪処理方法および毛髪処理剤を提供する。
(3) 発明の名称:シャンプー組成物(特許庁公開日2010-07-08)→毛髪のすすぎ時に、毛髪の柔らかさを高め、きしみ感を低減できるシャンプー組成物を提供する。
(4) 発明の名称:毛髪処理剤(特許庁公開日2010-06-24)→ヘアカラー処理により損傷を受けた毛髪であっても、毛髪のしっとり感に優れ、毛先まで良くまとまり、毛髪に触れたときの毛先までの均一感を良好にすることができる毛髪処理剤を提供する、など続出している。
グローバル構想についても、「日本は基盤、北米は象徴、アジアは成長戦略、欧州は源泉」と機能配分し、「米国ではフィールド活動の基盤創りと合わせ、Los Angelesに拠点を作ります。アジアでは、2012年に北京、2014年には釜山に拠点を設立する」と述べている。
SANARI PATENT所見
毛髪文化のグローバルな多様性と、民族の毛髪生理の特異性に対応する研究が必要であろう。日本では、女性人口の58%をアラフォーが占めるという人口動態の、大都市・郊外エリア間反映などキメ細かい社会的考察も行っている模様である。(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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