2010年8月4日水曜日

Dispersion and Synergy of Multiplied ORIX Business

 ORIXのビジネスモデルと中国発展・米国企業買収
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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(3)(承前2010-07-31記事)分散化事業の経営方針→ ORIXでは、「一つの事業が仮に独立しても、上場会社になれる位の力を付けることが重要と考えている。その一方で、単なるコングロマリットにならないよう、各事業に横串を入れてネットワークを形成してきた。ORIXとしての求心力の創出が、同時に必須である。
(4) ORIXの2011-03期戦略→ 目標は先ず全セグメントの黒字化で、ORIXの中長期成長持続のため、既存事業の成長余力を発揮する。これに加えて「アジアでの事業拡大と」と「金融+サービスの推進」を基本戦略とする。
(5) 中国始めアジアには→ 日本にはない収益機会があるから、日本で推進した事業多角化をアジア諸国で、ローカルパートナーとの関係を強化しつつ拡大する。大連市に設立した中国本社を中心に高収益案件を発掘する。
(6)「金融+サービス」は→ ORIXの基盤である金融に、サービスという付加価値を付けるということである。各案件について、金融取引のみでなく顧客の利益に繋がる付加価値を加えることは、ORIX高度な専門性を活かし得る分野である。
(7) 複眼的判断に必要な財務余裕と成功率→ 現行事業のうち現収益事業だけを残しがちだが、将来を見通して先が期待できれば現在赤字でも残し、将来性がなければ現利益事業でも撤退する複眼視点が必要で、その判断には財務的余裕を要する。ORIXは様々な事業に成功しているように見られるが、新規事業の成功率は2割程度である。失敗の仕方を上手にしている。
SANARI PATENT所見
 大手の金融機関やメーカー系統のリース会社が特長を競っているが、「ORIXは総合リース国内首位、リテールは証券など売却だが、生保好調、海外好伸、不動産の賃貸利回り向上」と見られている(会社四季報)。2010-05に買収した米国REDキャピタルは事業用担保ローンを組成し、回収業務で手数料獲得のビジネスモデル」(同)で、日本のファクタリングとの異同が注目される。
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