2010年7月30日金曜日

ORIXDeveloping Multi New Fields of Finance-Associated Services 

オリックスの事業報告に見る先進的ファイナンス業務・選択多様化
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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ORIX(東証大証1部)は、オリックスバファローズや先進的レンタカーサービスで一般に馴染み深いが、創業の翌年度から、この45年度間、一貫して純利益の黒字を確保してきたことは、経営者の対株主責任を経済学国内教科書模範的に達成し続けてきた観がある。その連絡誌最新号が届いたが、多様化するファイナンス業務の各局面の動向を把握するために非常に参考になる記述に富むので、内容の一部(SANARI PATENT要約)を以下に考察する。
(1) ファイナンス・リース事業について、国内では、リース業界全体での新規実行為(SANARI PATENT考察:「実行為」という用語は、この業界の慣用語と解する)が減少するという状況の中で、案件を選別し、リスク・リターンに見合った資産に投資する方針を継続している。また、自動車リースの分野では、次項のオペレーティング・リースが選好される傾向が増大している。
海外でも、アジア地域でのリース新規取引を慎重に進めた。
(2) オペレーティング・リース事業について、国内では、自動車リース事業と、測定機器などのレンタル事業で、伸び悩みがあったが、担保不動産取得のケースが増え、収益は前期比2%増加した。海外では、航空機のオペレーティング・リース 投資残高は減少した(SANARI PATENT考察: この減少は「堅実化」と評価する)。
(3) 有価証券等仲介手数料および売却益については、国内外の金融市場回復が見られ、北米で保有する債券の評価益が寄与して、全体として233億円の利益となった。
(4) 生命保険料収入と運用益については、生命保険費用を控除したマージンは拡大し、運用益は、国内REIT市況(SANARI PATENT注:不動産証券取引)が回復して、全体として前期比72%増の115億円となった。(以下次回)
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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