2010年7月5日月曜日

NTT DATA Co. Aims at Global Top 5 by Activating 3 Inner Companies

 NTTデータグローバルトップ5を目指して3カンパニーが始動
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 株式会社NTTデータの今次事業報告には、M and A加速等による海外売上高3000億円達成などを含めて、グローバルトップ5を目指す3カンパニー(SANARI PATENT考察:「独立的事業部制」と解する)の始動を詳述している。わが国情報通信業界の次世代像を示すものとして、その内容(SANARI PATENT要約)を考察する。
(1) 2013-03期の売上高1兆5000億円、グローバルトップ5を目指すことが当面の課題である。このため先ず、多様化する顧客ニーズに的確に対応する組織編成として、従来、法人分野と国際事業分野がそれぞれ独自に事業運営していたのを、世界展開を進める製造業や流通業などの顧客を、国内外一体的にサービスする組織として、グローバルサービスカンパニーを設立した。
(2) 公共分野と金融分野についても、社会インフラとして両分野の連携が深まっていることから、両分野の融合による新たな社会システムの構築を目指す。また両者は、大型プロジェクトを多数手がけ、開発文化(SANARI PATENT考察:「開発文化」は、インフラ輸出増加にも伴って今後流行しそうな言葉である)が似ていることから、パブリックアンドフィナンシャルカンパニーとして統合することにより、開発リソースを有効活用する。さらに、サービスに対する顧客ニーズが高まる中で、クラウドコンピューティングに代表される先進的なITサービスを顧客の業種・業態を問わず提供する組織として、ソリューションアンドテクノロジーカンパニーを設立した。
(3) パブリックアンドフィナンシャルカンパニー長・岩本敏男氏は次のように述べている(SANARI PATENT要約)。「NTTデータは公共分野と金融分野の国家的・大規模プロジェクトを多数てがけてきたので、両分野を統合した売上高はNTTデータ売上高の約7割を占める。今後は、両分野で磨かれたプロジェクトマネジメント力や業務ノウハウ、システム構築技術を融合し、さらなる相乗効果を創出する。また、これまで高シェアの中央政府と地方銀行に新サービス開拓、低シェアのメガバンク・証券・保険・地方自治体について新規開拓する。さらに、既存事業と補完関係の事業、国際決済ネットワークにおいて高実績の会社をM and Aなどにより迎える。かつ中国を始め海外現地金融機関向けビジネスを展開する。」(以下次回)
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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