2010年6月30日水曜日

CHUBU Electric Power Develops Explosion-proof Electric-powered Reactor for Chemical Factories 

中部電力の業務内容と最近の電力需要・技術開発
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 中部電力の今次事業報告が届いたが、おの考察に先立ち、2010-05の電力需要動向を通じて景気の回復動向を見る。中部電力発表(2010-06-24)によれば、本年5月の販売電力量は、対前年同月比6.2%増と5ケ月連続で前年実績を上回ったが、家庭電灯、小規模商店・工場、オフィスビルの需要増加率は1%前後の微増にとどまり、中・大規模工場の産業用が12.2%の著増を示した。
 今次報告(2009-04-01~2010-03-31)では、販売電力量が1228億kWhで、5.3%減少した。うち産業用は583kWhで9.2%と著減している。電気事業の売上高は2兆0485億円で10.9%減である。中部電力の場合、電力販売の比重が9割で、1割をガス事業などのエネルギー事業、屋内線工事などの建設業、情報通信事業などのサービス業で構成しているが、売上高合計額は2兆2385億円で10.8%減ながら、燃料価格の低下などで、連結経常利益は1785億円と、36.8%の著増となった。
 電力会社は公益事業の意識も強く、先日(2010-06-15)にも、「化学・食品工場向け防爆型電気式反応釜の開発により、電気で高い安全性と省スペースを実現した」というを発表している。
 特許技術開発にも注力し、最近の特許公開発明としては例えば、
(1) 地上設置形変圧器装置(公開日 2010-06-10)→外箱から漏れる磁束量を低減する。
(2) 火力発電プラントおよび火力発電プラントの運転方法(公開日2010-06-10)→ 運転開始した発電プラントを、より円滑に通常の運転状態に移行させる。
(3) 電着塗装装置(公開日2010-06-17)→ 極めてエネルギー効率の良い電着塗装装置を提供する。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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