2010年6月22日火曜日

SANYO to Expand Solar and Energy Solutions in Europe 

三洋電機がソーラーおよびエネルギーソリューション事業を欧州で拡大
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 三洋電機の今次報告(2009-04-01~2010-03-31)が届いたが、極めてスマートにハンディーに要約されている。「売上高は1兆9546億円で減収したが、営業利益が前年度の4倍の323億円に達したことは、経営体質の強靭性を得たものとして世界経済変動への即応を信頼させる。
 Smart Energy Systemが全世界の指向だが、三洋電機はEnergy Solution事業の本格展開に向けた取組を、今次報告で特集した。1MWのMega-Solar System、1.5MWhのLithium Mega-Battery System、各種EMS(Energy Management System)、小規模SES(Smart Energy System)の実用化例などを解説している。
 更に先日(2010-06-10)、「ソーラーおよびエネルギーソリューション事業を欧州で拡大」と題し、「2015年度に事業規模8億ユーロを目指す」と副題して、次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
(1) 三洋電機は2010年度から、欧州市場でSolarおよびEnergy Solution事業を本格的に展開・拡大しつつある。Solar Battery Module、Lithium Ion Battery System、ControllerなどのManagement System、Maintenance Serviceを含み、2015年度までに、欧州での事業規模8億Euroを目指す。
(2) 三洋電機のHetero-junction with Intrinsic Thin-layer (HIT)型太陽電池は、独自の技術とノウハウにより実現する高変換効率に加えて、温度特性に優れることから、設置面積当たり世界トップクラスの発電量を得る。欧州では、この高効率発電特性により、家庭用市場を中心として拡販してきた。
(3) 加えて2010年度から、三洋電機独自の創エネ(太陽電池)、蓄エネ(二次電池)、省エネ(業務用機器)技術の融合システムで、欧州におけるEnergy Solution
事業を展開する。
SANARI PATENT所見
 個々の電子商品、エネルギー商品については、新興国の国策企業を含めて技術競争・価格競争が激化する一方だから、三洋電機が指向する融合技術のSmart Systemで独自の利点を強調し、市場シェアを高めるべきである。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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