2010年6月10日木曜日

Definitions of Smart Meter Displayed by METI Suggesting its Functions in Next Generation Energy

 経済産業省のスマートーメーター研究会、概念整理から着手
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 次世代エネルギー社会の諸機能を円滑かつ効率的に発揮させるため、一連の「スマートーメーターシステム」が発案・推進されつつある。「スマートグリッド」のシステムが先ず唱導され、次世代諸エネルギーによる発送受電の合理的効率的システムの核心として機能することが予定されているが、スマートーメーターはその一要素と位置づけられている。
 上記研究会の発足(2010-05-26)に際して、経済産業省(担当:資源庁)は、スマートーメーターの概念について次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
(1) 狭義の「スマートーメーター」→ 電力会社等の計量業務等に必要な、双方向通信機能や遠隔開閉機能等を有するメーター
(2) 広義の「スマートーメーター」→ 上記狭義に加えて、エネルギー消費量の「見える化」や「ホームエネルギーマネジメント機能」等も有するメーター
(3) スマートグリッド→ 情報通信技術を最大限に活用して、再生可能エネルギーの導入拡大に対応すると共に、需給バランスを調整し、社会コストを最小限化しつつ、エネルギーの安定供給を可能にするシステム
(4) スマートグリッドとスマートーメーターの関係→ スマートグリッドの一環としてスマートーメーターは密接不可分である。省エネ・省CO2化や需要家利益の向上、新ビジネスの創出、社会的コストの低減の観点を踏まえて、スマートーメーターや双方向通信の整備・負担の在り方を制度的に検討することが必要である。
(5) 電力メーターの現状→ 
(5-1) 大規模工場等、特別高圧・高圧受電需要家→ 電子式メーターを導入し、遠隔検針も導入している。
(5-2) 家庭・小規模店舗等、低圧受電需要家→ 大部分、電気機械式メーター
SANARI PATENT所見
 太陽光発電施設を消費者が備え、その余剰電力を電力会社が購入するという、電力の生産・消費主体の分散が、電力需給調整と電力売買の最適化を必須とし、スマートグリッドの導入が必要とされるに至ったというのが、わが国の場合であり、家電の機能高度化と省エネ意識の高揚と相まって、スマートな電力計測のメーター需要し、今次研究会を必要とするに至った消費者サイドの理由と解する。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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