2010年6月3日木曜日

NEC’s New Business such as Commercialization of Mobile Cloud Services

 NECの新規事業、IT・蓄電・ネットワーク技術の融合
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 NECの事業報告(2009-04-01~2010-03-31)が届いた。電機電子大手企業の金融危機脱出後の方向性が注目の的だから、「通信設備で国内首位のNEC」(会社四季報)の事業報告が注目を集めるのは当然である。先ずもって各社揃っての赤字脱却が期待されたが、NECは、売上高は3兆5831億円で前期(2009-03-31期)比15%減ながら、経常損益は前期932億円の損失が494億円の利益に転じ、当期純損益も、2966億円の損失から114億円の利益に転じている。
 今次報告は、「ITサービス事業」「ITプロダクト事業」「ネットワークシステム事業」「社会インフラ事業」「パーソナルソリューション事業」の各分野別に記述され、「キリングル-プ向けに食の安全安心の一層強化・商品情報システム構築」「クラウド指向プラットフォームの発売」「3.9世代移動通信システムの国内外サービス開始に向けた提案活動の加速」「国際宇宙ステーションきぼうの日本実験棟完成」「1220万画素・瞬撮ケータイ」「日産電気自動車のリチウムイオン電池」が各具体例として詳述された。
 対処すべき課題として今次報告には、NECグル-プのITとネットワークの「両分野」における強みを活かす、と述べているが、むしろ会社説明会で用いた「IT・蓄電・ネットワーク技術の融合」というトリプル融合が、モバイル情報ハウス・オフィスとしての次世代自動車社会やスマートグリッド社会に適合するとSANARI PATENTは考える。
 今次NEC報告のグローバル版では「Commercialization of Mobile Cloud Services」が、KDDIとの連携開発として世界市場に先駆することが望まれる。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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