2010年5月28日金曜日

Takihyo.co., Creating Lifestyle Since 1751, Develops New Brand in USA 

宝歴元年(1751)創業、タキヒヨーの259年超・社史における社会変化即応
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 タキヒヨー(東証・名証1部)の今次会社説明会資料(2009-03-01~2010-02-28)が届いた。会社四季報には「名古屋市地盤の繊維商社。創業は江戸中期。婦人服ほか子供服に強い。東京の新ビルで遊休フロアは外部に賃貸。米国で新ブランド立ち上げ。愛知県に物流センター新設」と紹介(SANARI PATENT要約)され、名古屋企業らしい堅実さとグローバルな積極性を兼備している。主な海外進出年は、ニューヨーク・ソウル・台北に昭和47年、香港に昭和63年、中国広州に平成4年、ミラノに平成7年と、早期に展開している。
 宝歴元年に初代・兵右衛門が開業し、二代目の兵右衛門が天宝の大飢饉の際の窮民救済の功蹟により藩主松平公から苗字帯刀を許され、滝 兵右衛門と名乗ると共に、尾張藩の御用達商人となっているから、心がけも良いが商才にも富んだDNAを承継しているとSANARI PATENTは考える。
 明治15年に、四代目、滝 信四郎は東海銀行の前身行の一つ、名古屋銀行を設立して頭取に就任したが、東海銀行は三菱東京UFJ銀行の前身行の一つだから、メインバンクもいわば自家製と、SANARI PATENTは考察する。
 昭和44年にコンピュータの本格使用を開始、平成6年に名証2部上場、同14年に東証1部上場、平成17年にいずれも1部に。平成20年にタキヒヨー上海有限公司を設立した。
 上記創業259年の歴史に由来するタキヒヨーの現ビジネスモデルの特徴は、
(1) 取引先量販店にしまむら、イオン、イトーヨーカ堂、ダイエー、ユニーなど
(2) 取引先アパレルメーカーにオンワード樫山、東京シタイル、ジュン、イトキンなど
(3) 取引先百貨店に伊勢丹、阪急、高島屋、大丸など
(4) 上記(1)~(3)の主要取引先1500口座の強み
(5) 和装から洋装、物流分離、コンピュータ導入、韓国・台湾駐在事務所、ロス五輪マスコットキャラクター商品化、ディズニーキャラクター商品化、ダナキャランと総輸入代理店契約、婦人向けオリジナルブランド「アルティーローブ」展開、愛知県に大規模物流センター稼働に至るまで、259年にわたり新しいチャレンジの歴史を経た。
(6) 売上高厚生では、量販店が67.7%で、百貨店等は19.6%に留まる。
SANARI PATENT所見
 オリジナル素材や差別化素材の開発、欧米ブランドへの商品供給拡大に、知財力の益々発揮が期待される。
(コメントは sanaripat@gmail.com   にご送信ください)

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