2010年4月17日土曜日

Main Characters of Japanese Medicine Research and Development

日本製薬企業の研究開発環境
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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5.(承前2010-04-16記事) わが国製薬企業の研究開発環境は、海外に比べて相対的に低下しており、そのため次のような現象が発生している。
5-1 国内製薬企業は、研究開発力を補強するため、海外ベンチャー企業の買収を活発化している。
5-2 外資製薬企業は、世界的な組織再編の中で、日本における研究機能・機構を次々に閉鎖している。
(SANARI PATENT考察: この項で先ず、日本の製薬企業が買収するのではなくて、日本の製薬企業が外国製薬企業の子会社化することを、同評価するか、明確にしなければならない。また、外国会社在日研究開発機構を閉鎖する理由を明確に把握しなければならない。)
6.日本製薬企業による海外ベンチャー企業買収事例
6-1 アステラスが、米国Agensys社(癌領域の抗体医薬品を専門とするベンチャー)を3億8700万ドル(420億円)で買収した(2007-11)。
6-2 武田薬品が、米国Millennium社(癌領域を中心とする多数開発品を有するベンチャー)を88億ドル(9000億円)で買収した(2008-04)。
6-3 エーザイが、アカラックス社(循環器、婦人科・小児科分野に強いベンチャー)を2億5500万ドルで買収した(2010-01)。 
7.日本から撤退した外資の研究所例
7-1 グラクソ・スミスクラインが、筑波研究所を閉鎖し(2007)、中国に研究拠点を新設した(2007)。
7-2 ファイザーが、名古屋中央研究所を閉鎖し(2008)、中国に研究拠点を新設した(2005)。
7-3 ノバルティスファーマが、筑波研究所を閉鎖し(2008)、中国に研究拠点を新設した(2007)。
7-4 メルクが、万有製薬(メルクが買収)筑波研究所を閉鎖し売却した(2009)。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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